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こんにちは、管理人のサトウです。
このページでは、マンションから戸建てに買い替える際のポイントについてまとめてあります。
庭への憧れや、家族が大きくなって広い家に住みたい、好きなペットと暮らしたいなどの様々な理由により、マンションから戸建てへの買い替えを考える人は少なくありません。
しかしながら、マイホームは人生の中でも非常に大きな買い物であるため、買い替えで失敗しないよう、しっかり買い替えのポイントを押さえておく必要があります。
マンションから戸建てへの買い替えを検討されている方は是非一読してみて下さい。
マンションと戸建てのメリット・デメリット
マンションにも戸建にも、それぞれメリットとデメリットがあります。買い替えをする前に、どのようなメリット・デメリットがあるのかをしっかり確認しておきましょう。
マンションから戸建てに買い替えるメリット
一般的に言われている戸建てのメリットをご紹介します。
- 庭のある生活を楽しめる
- 両隣・上下階への騒音を気にしなくてよい
- 維持費があまりかからない
- ペットが自由に飼える
- 玄関からすぐ外に出られる
【メリット1】庭のある生活を楽しめる
戸建てでは庭でガーデニングや家庭菜園をしたり、子供やペットと遊んだりと、マンションではできない庭の生活を楽しめます。
【メリット2】両隣・上下階への騒音を気にしなくてよい
マンションは音が響くため、両隣や上下階への騒音を気にして生活しなければなりません。戸建てなら騒音をあまり気にせずに家族で伸び伸びと過ごせます。
【メリット3】維持費があまりかからない
マンションでは管理費・修繕積立金・駐車場使用料などの維持費(毎月数万円)がかかります。戸建ての場合、これらの維持費が不要になります。
【メリット4】ペットが自由に飼える
最近ではペットOKのマンションも増えていますが、種類や頭数に制限があったり、事前に申告が必要だったりと、色々と制約があります。戸建てなら好きなペットを自由に飼うことができます。
【メリット5】玄関からすぐ外に出られる
マンションは玄関のドアから外に出るまで遠いことが多く、重い荷物を部屋まで運ぶのが大変だったり、外の天気がすぐに分からなかったりと、不便なことがあります。戸建てなら玄関からすぐ外に出られるので何かと便利です。
マンションから戸建てに買い替えるデメリット
戸建てには下記のようなデメリットがあります。
- 自分で建物の維持管理をする必要がある
- 光熱費がかさむ
- セキュリティ面が不安
【デメリット1】自分で建物の維持管理をする必要がある
戸建ては管理費や修繕積立金などの支払いは不要ですが、建物の維持管理(外壁や屋根の塗装、内装や住宅設備の定期的なメンテナンス等)は自分でしなければなりません。自分で修繕費も貯めておく必要があります。
【デメリット2】光熱費がかさむ
戸建ては家が外気に覆われており、マンションに比べて外気温の影響を受けやすくなります。また、2階建てや3階建てになると居住スペースも広くなり光熱費がかさみます。
【デメリット3】セキュリティ面が不安
マンションに比べると戸建は外に面する窓が多く、管理人もいないため、セキュリティ面の不安が大きくなります。セキュリティシステム等も自費で導入しなければなりません。
自分のライフスタイルに合うことが大切
このように、マンションと戸建てには色々な違いがあり、ライフスタイルによってもメリット・デメリットが変わってきます。
マンションから戸建てへの買い替えを決める前に、どちらが自分のライフスタイルに合っているのかをよく見極めておきましょう。
マンションから戸建への買い替えの流れ
マンションから戸建てに買い替える大まかな流れを整理すると下記のとおりです。
買い替えのためには「マンションの売却」と「戸建ての購入」それぞれの作業を進めなければならないため、まずは全体の流れを把握しておきましょう。
マンションから戸建てに買い替える際のポイント
マンションから戸建てに買い替える際のポイントについて順に解説します。
- マンションの査定と住宅ローン残高を確認
- 売却査定は複数の不動産会社に依頼する
- 住宅ローンが残っている場合はマンション売却が先行
- 住み替えローンは売却と購入のタイミングが大事
- 引っ越しの日程調整も重要
【ポイント1】マンションの査定と住宅ローン残高を確認
買い替えでまずやるべきことは、前述「マンションから戸建への買い替えの流れ」にある下記2点の作業です。
- ①マンションの売却価格を査定
- ②住宅ローン残高を確認
マンションのおおよその売却価格が分かれば、新しく購入する戸建ての予算が見えてきます。また、マンションの住宅ローンが残っているかどうかは、その後の買い替えの進め方や戸建ての住宅ローンの組み方に影響します。
まずは買い替えの最初のステップとして、不動産会社にマンションの査定を依頼しましょう。
【ポイント2】売却査定は複数の不動産会社に依頼する
マンションを少しでも高く売却するためには、複数の不動産会社に査定を依頼することがお勧めです。
不動産の査定金額は、不動産会社によって数百万円近くの差額がでることがあります。そのため、複数の不動産会社に査定を依頼し、査定結果を比較検討しましょう。
また、不動産の売却は、不動産会社選びで8割が決まると言われています。不動産会社の対応などもチェックし、安心してマンション売却を任せられる不動産会社を慎重に選びましょう。
なお、複数の不動産会社に査定を依頼する際には、一度の入力で複数の会社に一括で査定を依頼できる「一括査定サービス」の利用がお勧めです。
下記に、一括査定サービスの流れのイメージを紹介します。
【ポイント3】住宅ローンが残っている場合はマンション売却が先行
マンションの住宅ローンが残っている場合、買い替えには色々と注意が必要です。
住宅ローンが残っている場合、まず先行してマンションの売却を行い、マンションの売却金額を住宅ローンの返済に充てる方法が一般的です。
売却金額や自分の預貯金で住宅ローンを全て返済できれば安心ですが、それでもマンションの住宅ローンが残るような場合、下記2通りの方法があります。
- マンションと戸建てのダブルローンにする
- 住み替えローンを利用する
ダブルローンとは、現在のローンを残しながら、新しいローンを組むことを言います。ダブルローンにすれば、仮にマンション売却が進まなくても新しく戸建てを買うことが可能です。
しかしながら、実際には2つのローンを抱えることになり、マンションが売れるまで二重金利を払い続けなければならず、ローン破綻する恐れがあります。最悪の場合、マンションを値下げして売った上、戸建ても手放すことになるかもしれません。
従って、ダブルローンを組むよりは、住み替えローンを利用する方がお勧めです。
【ポイント4】住み替えローンは売却と購入のタイミングが大事
住み替えローンとは、買い替えの際に「現在の住宅ローンの残債分」と「新しい住宅ローン」をまとめて借りられるローンのことです。
例えば、マンションの売却価格が1800万円で、住宅ローン残高が2000万円だったとすると、200万円のローンが残りますが、新しく購入する戸建てを担保にすることで、戸建ての借入金額にローン残債分200万円を上乗せした住宅ローンを組むことができます。
一般的に、住み替えローンを利用するためには「現在の家の売却」と「新しい家の購入」を同じ日にしなければいけません。従って、まずはマンションの買い主が確定してから、戸建ての申込みをするのがポイントです。
ただし最近では、条件次第で先に購入できるタイプの住み替えローンも増えていますので、売却実績が豊富な不動産会社に問合せてみましょう。
【ポイント5】引っ越しの日程調整も重要
買い替えでは、引っ越しの日程調整も重要です。引越しのタイミングとしては下記の3種類あります。
- 先にマンションから引っ越して仮住まい
- 引き渡しのタイミングでマンションから戸建てに引越し
- 戸建て引渡しまでマンションに住ませてもらい引越し
戸建て引渡しの日まで、ウィークリーマンションやホテルなどに仮住まいします。引っ越しが2回となり、仮住まいの家賃など様々な費用がかかるというデメリットがあります。
仮住まいなしに、引渡しのタイミングでマンションから戸建てに引越しができればベストです。
マンションの買い主が了承してくれれば、売買契約後も家賃を支払ってマンションに住み続けるという方法があります。ただし、マンションの値下げ交渉をされることもあるため、仮住まいした場合の費用とバランスを考えて判断する必要があります。
まとめ
今回はマンションから戸建てに買い替える際のポイントについて紹介しました。
マンションと戸建てには色々な違いがあります。買い替えを決める前に、どちらが自分のライフスタイルに合っているのかをよく見極めておきましょう。
買い替えのためには「マンションの売却」と「戸建ての購入」それぞれの作業を進めなければならないため、全体の流れを把握しておくことが大切です。。
買い替えでまずやるべきことは、マンションの売却査定と、住宅ローン残高の確認です。
マンションを少しでも高く売却するためには、一括査定サイトを利用して複数の不動産会社に査定を依頼することがお勧めです。査定結果を比較検討しながら、安心してマンション売却を任せられる不動産会社を慎重に選びましょう。
マンションの住宅ローンが残っている場合、まずマンションの売却を行い、マンションの売却金額をローン返済に充てる方法が一般的です。それでもローンが残るような場合は、ダブルローンを組むよりも住み替えローンを利用する方がお勧めです。
また、マンションから戸建てへの引っ越しの日程調整にも気を付けましょう。
買い替えでは不動産会社の役割が非常に重要となりますので、信頼できる不動産会社を探して、不動産会社と協力しながらスムーズな住み替えを目指しましょう。