九州労働金庫住宅ローン01


九州労働金庫の新型コロナウイルス対応情報九州労働金庫住宅ローンの新型コロナウイルス対応状況については、下記リンクをご参照ください。住宅ローンの返済に関する条件の相談などを行うことができます。

収入減少や勤務先の破綻に伴う返済金の減額、返済期間の延長、金利の一時的な引き下げなど、状況に応じて対応してくれます。
>>九州労働金庫の新型コロナウイルス対応情報はこちら

このページでは、九州労働金庫の住宅ローンの金利、審査、保証料、そして口コミ評判、メリット・デメリットについてまとめてあります。

九州労働金庫は、福岡県福岡市に本部を置く協同組織の福祉金融機関です。「九州ろうきん」と呼ばれ、九州7県(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)を営業エリアとしており、82店舗あります。

ろうきんは、働く人の団体、広く市民の参加による団体を会員とし、そのネットワークによって成り立っており、全国に13の「ろうきん」があります。

「ろうきん」の1つである九州ろうきんの住宅ローンを検討中の方は参考にして下さい。

 

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九州労働金庫と他行の住宅ローン金利比較

まずは九州労働金庫と他行の住宅ローン金利を比較してみたいと思います。

九州労働金庫の住宅ローン最新金利一覧 

九州労働金庫の住宅ローン金利をネット申込型住宅ローンと一覧で比較しています。参考にしてみてください。
銀行名 変動 固定3年 固定10年 固定35年
九州労働金庫 年0.400% 年1.000% 年1.300% 年1.810%
フラット35S
[住機構買取型住宅ローン「ろうきんフラット35」]
住信SBIネット銀行 年0.448%
所定の条件を満たした場合
年0.983%
所定の条件を満たした場合
年1.303%
所定の条件を満たした場合
年1.590%
フラット35S

[フラット35(機構買取型)]
(確認時現在の最安の優遇金利を掲載しています。※正確な金利は公式HPをご確認ください。)

九州労働金庫の金利は住信SBIネット銀行の金利に比べ、変動金利で -0.048%、3年固定で +0.017%、10年固定で -0.003%、の差があります。

これらの金利で、返済額にどれくらいの違いが出るのかを確認してみたいと思います。

九州労働金庫の住宅ローンシミュレーション 

上記に記載の「変動金利」で「返済期間35年」を選択した場合の、九州労働金庫の毎月の返済額と総返済額をシミュレーションし、ネット申込型ローンと比較した結果を下の表に示します。
借入額は「1500万円」、「3000万円」、「4500万円」で比較しています。
上段が毎月の返済額、下段が総返済額(緑文字)となっています。

【変動金利/返済期間35年の場合の返済額】
銀行名/支払差額 借入1500万円
毎月返済額
/総返済額
借入3000万円
毎月返済額
/総返済額
借入4500万円
毎月返済額
/総返済額
九州労働金庫 38,279
1,608万円
76,557
3,215万円
114,836
4,823万円
住信SBIネット銀行 38,594
1,621万円
77,188
3,242万円
115,782
4,863万円
上記2行の
返済額の差額
-316
-132,527
-631
-265,053
-947
-397,580

九州労働金庫と住信SBIネット銀行との比較では、1500万円の借入で約-13.3万円、3000万円の借入で約-26.5万円、4500万円の借入で約-39.8万円、九州労働金庫のほうが返済額が少なく、お得になります。

また、福岡県で住宅ローンを借りられる金融機関の金利を全て比較したい場合は、下記の「福岡県版 金利比較ランキングページ」をご覧ください。


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九州労働金庫の住宅ローンの種類

九州労働金庫住宅ローン02

九州労働金庫(九州ろうきん)では、利用者のライフスタイル、ライフステージに見合った様々な住宅ローンや保障(保険)を提供しています。

 

  • 基本となる住宅ローン
  • 万が一に備えた保障
  • 様々なニーズに対応した住宅ローン
  • 住宅金融支援機構の住宅ローン(フラット35)

基本となる住宅ローン

九州労働金庫(九州ろうきん)のメインの住宅ローンは、基本を備えた「ろうきん住宅ローン(有担保)」です。

主な金利の種類は下記の通りです。

 

  • 変動金利型
  • ⇒金利は半年ごとに見直し

  • 固定金利型
  • ⇒固定3年、固定5年、固定10年、全期間固定(15年、20年、25年)の4種類で、固定金利指定期間中は、金利及び返済額が一定

万が一に備えた保障

万が一に備えた保障は、以下の8種類です。

 

  • 団体信用生命保険(団信)
  • 住宅ローン返済中に、万が一のこと(死亡・所定の高度障害状態)があった場合、保険により住宅ローン残高が全額返済されます。

  • がん保障特約付リビング・ニーズ特約付団体信用生命保険
  • 通常の団信の保障内容に加え、余命6カ月以内と判断された場合、さらにはガンと診断確定された場合、保険により住宅ローン残高が全額返済されます。

  • オールマイティ保障型団体信用生命保険
  • 通常の団信の保障内容に加え、3大疾病(ガン、脳卒中、急性心筋梗塞)により所定の支払事由に該当された場合、さらにその他全ての病気・ケガにより所定の支払事由に該当された場合、住宅ローン残高が全額返済されます。

  • 就業不能保障団体信用生命保険
  • 通常の団信の保障内容に加え、就業不能状態が継続し、所定の支払事由に該当された場合、住宅ローン残高が全額返済されます。

  • 夫婦連生団体信用生命保険
  • 夫婦で一緒に住宅ローンを利用(主債務者と従債務者)する際、夫婦どちらかが死亡または所定の高度障害状態になった場合、住宅ローン残高が全額返済されます。

  • 夫婦連生がん団体信用生命保険
  • がん保障特約付リビング・ニーズ特約付団信の夫婦連生版

  • 夫婦連生就業不能保障団体信用生命保険
  • 就業不能保障団信の夫婦連生版

  • ワイド団体信用生命保険
  • 健康上の理由(糖尿病、肝機能障害、高血圧症など)で通常の団体信用生命保険に加入できないケースにおいて、加入条件を緩和した団信で、ワイド団信用の所定の事前審査があります。

様々なニーズに対応した住宅ローン

九州労働金庫(九州ろうきん)では、様々なニーズに対応した住宅ローンがあります。

 

  • ろうきんフラット35セット型
  •  ⇒フラット35と組み合わせて利用可能な住宅ローン(最大8,000万円、最長40年)

  • 災害救援住宅ローン
  •  ⇒地震や自然災害などの災害対策にかかわる改修・リフォーム資金などに利用可能なローン(最大7,000万円、最長40年)

  • リフォームローン(無担保)
  •  ⇒リフォーム、増改築、借換に利用可能なローン(最大2,000万円、最長20年)

 

 

これら住宅ローンの詳細については、九州労働金庫公式サイトの「かりる」にて確認できます。

住宅金融支援機構の住宅ローン(フラット35)

「フラット35」は、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する全期間固定金利(最長35年)です。通常の固定金利よりも長期的に安定した返済計画を立てやすいのが特長ですが、購入する住宅の技術基準を満たす必要があり、投資用の住宅購入には利用できないといった規定があります。

 

なお、当サイトで人気の高いフラット35は、ARUHIのフラット35です。
金利が安く、審査が速いのが特徴です。

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九州労働金庫の住宅ローンの金利

九州労働金庫住宅ローン03

九州労働金庫(九州ろうきん)の住宅ローンの金利は、「変動金利」、「固定金利」、「フラット35」の3種類です。

固定金利の数は4つ(3年、5年、10年、全期間)で、他銀行と比べると選択肢は一般的です。

 

「変動金利」は、金利が景気によって変動するため、場合によっては固定金利よりもはるかに低い金利となることがあることが魅力です。金利上昇の影響を受けても返済出来る見通しがあり、返済期間が短いもしくは借入額が少ない方に向いています。

一方、「固定金利」や「フラット35」は、金利が固定されることにより、返済計画が立てやすく、金利上昇のリスクを負わないので、決まった返済計画を立てたい方に向いています。

変動金利と固定金利には、一長一短があります。それぞれの特徴及びメリット・デメリットについて簡単にまとめましたので、参考にして下さい。

固定金利 変動金利
特徴
  • 借入時から返済終了まで金利が一定
  • 利息を含めた総返済額は、契約時に確定
  • 変動金利と比較し、金利は高めのケースが多い
  • 金利は、半年ごとに見直し
  • 金利の変動に伴い、返済額も変更
  • 固定特約付変動金利に変更可能
メリット
  • 返済終了まで返済額が固定されているため、返済プランが立てやすい
  • 市場の金利上昇の影響を受けない
  • 固定金利と比較し、低金利のケースが多い
  • 低金利となった場合、返済額が減少
デメリット
  • 変動金利と比較し、金利が高いケースが多いため、総返済額が高くなる傾向
  • 低金利の局面でも契約時の金利にて返済
  • 金利変動により総返済額が不明確であり、返済プランが立てにくい
  • 金利が上昇すると、総返済額が増加

住宅ローンの金利

九州労働金庫(九州ろうきん)の住宅ローン基準金利(ろうきん会員)は、下記表のとおりです。

ろうきんの審査基準を満たすことにより、基準金利から優遇された金利が適用されます。

 

【九州労働金庫の金利一覧】(2024/11/11更新)
住宅ローン商品名 区分 変動金利型(%) 固定金利期間選択型・固定金利型(%)
03年 05年 10年 15年 20年 25年 30年 35年
住宅ローン(定額型)通常金利 標準 2.625 3.050 3.150 3.400 3.750 3.850 3.950 - -
住宅ローン(定額型)新規金利 優遇 1.250 1.600 1.650 1.900 2.550 2.550 2.550 - -
住宅ローン(定額型)最大引下金利 優遇 0.650 1.000 1.050 1.300 1.950 1.950 1.950 - -
住宅ローン(定額型)上限金利設定型 通常金利 標準 3.200 - - - - - - - -
住宅ローン(定額型)上限金利設定型 新規金利 優遇 1.400 - - - - - - - -
住宅ローン(定額型)上限金利設定型 最優遇金利 優遇 0.800 - - - - - - - -
住宅ローン(定率型)通常金利 標準 2.625 - - - - - - - -
住宅ローン(定率型)新規金利 優遇 1.000 - - - - - - - -
住宅ローン(定率型)最大引下金利 優遇 0.400 - - - - - - - -
(金利情報引用元:一般財団法人 住宅金融普及協会)

 

金利は毎月見直され、最新金利については公式サイトの「ろうきん住宅ローン」にて確認できます。

フラット35の金利

融資率(借入割合)が9割以下で利用するケースが一般的ですが、頭金などの自己資金を準備することが難しい場合には、9割超で利用することも可能です。ただし金利が高くなってしまうので注意が必要です。

フラット35の金利は下記表のとおりです。

 

【九州労働金庫のフラット35金利一覧】(2024/11/11更新)
住宅ローン商品名 区分 固定金利型(%)
15年 20年 25年 30年 35年
フラット20定額新規・借換9割以下 標準 1.670 1.670 - - -
フラット20定額新規・借換9割超 標準 1.780 1.780 - - -
フラット35定額新規・借換9割以下 標準 - - 2.060 2.060 2.060
フラット35定額新規・借換9割超 標準 - - 2.170 2.170 2.170
(金利情報引用元:一般財団法人 住宅金融普及協会)

 

金利は毎月見直されます。

フラット35の金利や手数料については、住宅金融支援機構の「フラット35」、九州労働金庫(九州ろうきん)公式サイトの「住機構買取型住宅ローン【ろうきんフラット35】」にて確認できます。

住宅ローンシミュレーション

住宅ローンを利用する際、自身の年収から、いくらくらいの住宅ローンが組めるのか、毎月の返済額はどのくらいになるのかが気になるポイントだと思います。

店頭で返済シミュレーションをしてもらうことも可能ですが、多くの金融機関では、住宅ローンの返済シミュレーションを提供しています。

 

九州労働金庫(九州ろうきん)では、公式サイトの「ローンシミュレーション」にて試算することができます。

 

また、九州エリアにて住宅ローンを扱っている金融機関の「金利比較ランキング」について、別記事にて詳細をまとめていますので、金融機関を選択する参考にして下さい。

九州労働金庫の住宅ローンのメリットとデメリット

九州労働金庫住宅ローン04

九州労働金庫(九州ろうきん)の住宅ローンのメリット、デメリットについてまとめました。

6つのメリット

九州労働金庫(九州ろうきん)の住宅ローンのメリットとしては以下の6つが挙げられます。

  1. 最低金利選択可能サービス
  2. さらなる金利引下げ
  3. 一部繰上返済手数料が無料
  4. 疾病保障の種類が豊富
  5. 充実した相談体制
  6. 団体会員以外でも利用可

メリット1:最低金利選択可能サービス

九州労働金庫(九州ろうきん)は、最低金利を選択可能なサービスを提供しています。

 

通常、住宅ローンの融資実行金利は、実際に融資が行われる月の金利が適用されます。

住宅ローンの融資実行までには、審査申し込みから早くて数週間、場合によっては数カ月かかるケースもあります。申請者の都合により、融資実行が遅くなるといったケースも考えられます。

金利は情勢によって変動していますので、事前審査申込み時の金利、本申込日の金利、そして融資実行月の金利を比較した場合、融資実行月の金利の方が高くなることもありますし、低くなることもあります。

万が一、融資実行月の金利の方が高くなってしまった場合、金利を比較し、最も低い金利が適用されるので安心です。

 

詳しくは、公式サイトの「うれしい特典1」にて確認できます。

メリット2:さらなる金利引下げ

九州労働金庫(九州ろうきん)の住宅ローンは、ろうきんの審査基準を満たすことにより新規金利が適用され、金利が優遇されます。

また、下記の金利引下制度の条件を満たすことにより金利がさらに引き下げられます。

条件 項目 引下げ幅
A
会員の方・生協組合員の方
▲0.20%
B
下記取引にて3つ以上契約

  1. 給与振込もしくは年金受取
  2. 財形預金・エース預金・一斉積立
  3. 公共料金口座振替2契約以上
  4. カードローンまたはUCカード契約
  5. iDeCoまたは積立型投資信託契約
▲0.20%
C
無担保ローン契約(借換含む)
▲0.10%
D
Bを満たす方で下記いずれか該当

  1. 他行住宅ローン借換
  2. 自己資金(15%以上)
  3. エコ住宅
▲0.10%
最大引下げ
▲0.60%

詳しくは、公式サイトの「うれしい特典2」にて確認できます。

メリット3:一部繰上返済手数料が無料

住宅ローン返済中に余力が出来た場合、「繰り上げ返済」をすることによって、総返済額を減らす効果が期待できます。

しかし、金融機関側の立場からすると、繰り上げ返済をされることによって、得られる利息収入が減ることになってしまうので、繰り上げ返済の手続きの際、手数料をとるケースが一般的です。

手数料は金融機関によってことなりますが、数千円~数万円かかります。

インターネットバンキングサービスを提供している金融機関では、ネットで一部繰上返済手続きができ、しかも手数料を無料としているケースが多いです。

 

九州労働金庫(九州ろうきん)では、インターネットバンキングサービス(ろうきんダイレクト)にて一部繰上返済の手続きが可能で、手数料は無料です。

 

九州労働金庫(九州ろうきん)の住宅ローン関連手続きの手数料は下記表を参考にして下さい。

手続き 手数料(税込)
窓口
ネットバンキング
一部繰上返済
変動
無料
無料
その他
22,000円
全額繰上返済
変動
借入後3年以内
3,300円
無料
借入後5年以内
2,200円
その他
33,000円
無料
金利方式切換
変動⇒固定
5,500円
手続き不可

詳しくは、公式サイトの「繰上返済について」にて確認できます。

メリット4:疾病保障の種類が豊富

住宅ローンの利用する際、万が一の備えとして疾病保障に加入するケースは少なくなりません。

九州労働金庫(九州ろうきん)では、一般団信以外にも7つの保険がラインナップされていますので、ライフプランに合わせて加入できます。

 

  • がん保障特約付リビング・ニーズ特約付団体信用生命保険
  • オールマイティ保障型団体信用生命保険
  • 就業不能保障団体信用生命保険
  • 夫婦連生団体信用生命保険
  • 夫婦連生がん団体信用生命保険
  • 夫婦連生就業不能保障団体信用生命保険
  • ワイド団体信用生命保険

 

詳しくは、公式サイトの「団体信用生命保険」にて確認できます。

メリット5:充実した相談体制

住宅ローンをはじめ各種保険などの相談は窓口でも対応していますが、九州労働金庫(九州ろうきん)では土・日曜日も営業を行っているローンセンターがあります。

事前予約で優先的に相談することも可能ですので、最寄りのローンセンターを利用ください。

 

■ローンセンター

  • ローンセンター天神(福岡県福岡市)
  • ローンセンター北九州(福岡県北九州市)
  • ローンセンター久留米(福岡県久留米市)
  • ローンセンターさが(佐賀県佐賀市)
  • ローンセンター長崎(長崎県長崎市)
  • ローンセンター佐世保(長崎県佐世保市)
  • ローンセンター熊本(熊本県熊本市)
  • ローンセンターおおいた(大分県大分市)
  • ローンセンター宮崎(宮崎県宮崎市)
  • ローンセンター鹿児島(鹿児島県鹿児島県)

 

詳しくは、公式サイトの「ローンセンターのご案内」にて確認できます。

メリット6:団体会員以外でも利用可

ろうきん」は、労働組合や生協などのはたらくなかまがお互いを助け合うために資金を出し合ってつくった、協同組織の金融機関です。

そのため、ろうきんを利用できる方は限られています。

 

  • 労働組合などの組合員の方
  • 生協の組合員の方
  • 退職された組合員OBの方

 

しかし、九州労働金庫(九州ろうきん)の場合、上記に該当しない方でもろうきんの住宅ローンを利用することが可能です。

ただし、下記の点で組合員の方と比較し、差があります。

 

■一般の方

  • 金利引下げ(▲0.2%)が適用されない

 

詳しくは、公式サイトの「うれしい特典2」にて確認できます。

3つのデメリット

九州労働金庫(九州ろうきん)の住宅ローンのデメリットとしては以下の3つが挙げられます。

  1. 疾病保障は無料ではない
  2. 保証料が必要
  3. フラット35の事務手数料は定額型のみ

デメリット1:疾病保障が無料ではない

九州労働金庫(九州ろうきん)では、万が一への備えとして、以下の疾病保障があります。

ネット銀行では、疾病保障を無料としている銀行も多いですが、九州労働金庫(九州ろうきん)の場合、疾病保障は無料ではありません。

保障 住宅ローン残高が0円になる条件 保険料
(適用金利に上乗)
団体信用生命保険(団信)
死亡もしくは所定の高度障害状態に該当した場合
無料
がん保障特約付リビング・ニーズ特約付団体信用生命保険
通常の団信の保障内容に加え、余命6カ月以内と判断された場合、さらにはガンと診断確定された場合
年0.10%
オールマイティ保障型団体信用生命保険
通常の団信の保障内容に加え、3大疾病(ガン、脳卒中、急性心筋梗塞)により所定の支払事由に該当された場合、さらにその他全ての病気・ケガにより所定の支払事由に該当された場合
年0.30%
就業不能保障団体信用生命保険
通常の団信の保障内容に加え、就業不能状態が継続し、所定の支払事由に該当された場合
年0.10%
夫婦連生団体信用生命保険
夫婦どちらかが死亡または所定の高度障害状態になった場合
年0.10%
夫婦連生がん団体信用生命保険
夫婦どちらかががん保障団信の支払事由に該当された場合
年0.30%
夫婦連生就業不能保障団体信用生命保険
夫婦どちらかが就業不能保障団信の支払事由に該当された場合
年0.30%
ワイド団体信用生命保険
死亡もしくは所定の高度障害状態に該当した場合
年0.30%

詳しくは、公式サイトの「団体信用生命保険」にて確認できます。

デメリット2:保証料が必要

「事務取扱手数料」は、住宅ローンを利用する際の手数料で、一般的には『定率型』と『定額型』の2種類があり、ネット銀行の多くは定率型で、一般の銀行は定額型かどちらかを選択することが可能です。

九州労働金庫(九州ろうきん)の手数料は下記表の通りです。

利用者 手数料
定額型
定率型
※変動金利のみ
労働組合、互助会、共済会所属
無料
融資金額 x 2.20%
生協組合員
33,000円
上記以外
55,000円

 

住宅ローンの「保証料」とは、銀行が融資したお金をきちんと回収するための保険です。

住宅ローンを貸した人(借用人)がなんらかの理由によって、住宅ローンの返済が出来なくなったとき、借用人に代わり保証会社が住宅ローンを肩代わりし、銀行に返済してもらうための掛け金です。

そのため、保証料は金融機関ではなく、保証会社に支払うことになります。金融機関によって保証料の設定は異なりますが、一般的には借入額の数%程度となります。

九州労働金庫(九州ろうきん)が設定している保証料は、一括で支払う「一括前払い方式」と融資金利に上乗せして支払う「月次後払い方式」の2種類があり、借入金額の条件や勤続年数、年収などにより変動します。

支払方法 保証料
一括前払い方式
借入金額 x 0.08~0.16% x 借入期間
月次後払い方式
融資金利に0.10~0.20%上乗せ

 

各銀行における事務手数料と保証料がどの程度なのかを比較するため、下記表にまとめました。

銀行 融資事務手数料 保証料
楽天銀行
330,000円
0円
住信SBIネット銀行
借入金額 x 2.20%
0円
PayPay銀行
借入金額 x 2.20%
0円
ソニー銀行
定率型
借入金額 x 2.20%
0円
定額型
44,000円
ARUHI(アルヒ)
借入金額 x 2.20%
0円
イオン銀行
定率型
借入金額 x 2.20%
0円
定額型
110,000円
0円
三菱UFJ銀行
借入金額 x 2.20%
0円
定額型
無料(会員)
上記表
定率型
借入金額 x 2.20%

ネット銀行では保証料を無料とし、融資事務手数料として借入金額の2.2%としている銀行が多く、借入金額が1,000万円の場合の手数料は、22万円です。

 

九州労働金庫(九州ろうきん)の変動金利で定率型を利用した場合、ネット銀行と同様の手数料に加え保証料が加算されるので、ネット銀行よりも諸費用が高くなります。

また定額型における、借入額:1,000万円、借入期間:30年の場合の保証料(前払い方式)は、240,000円~480,000円、融資事務手数料は無料(会員)なので、諸費用の合計は、240,000円~480,000円となります。

ネット銀行と諸費用を比較した差額は、+20,000円~+260,000円となる計算です。

借入金額1,000万円の場合は、保証料が220,000円以下であれば、ネット銀行よりも諸費用が安くなります。

ネット銀行では融資手数料は必要ですが保証料は無料であり、総合的に安く設定されているため、この点はデメリットと言えます。

デメリット3:フラット35の事務手数料は定額型のみ

フラット35を利用する場合、事務手数料が必要です。

事務手数料は、「定額型」と「定率型」の2種類があり、金融機関が独自で設定します。

多くの金融機関は定率型と定額型を取り扱っていますが、九州労働金庫(九州ろうきん)では、定額型のみです。

種類 事務手数料(税込)
一般的な金融機関
九州労働金庫
定額型
55,000円
55,000円
定率型
(融資額×利率)
2.20%

詳しくは、公式サイトの「住機構買取型住宅ローン【ろうきんフラット35】」にて確認できます。

 

 

また、九州エリアにて住宅ローンを扱っている金融機関の「金利比較ランキング」について、別記事にて詳細をまとめていますので、金融機関を選択する参考にして下さい。

九州労働金庫の審査はどうなの?

九州労働金庫住宅ローン05

住宅ローンの審査は、一般的に事前(仮)審査本審査の2段階となっています。

事前審査では、以下の内容について金融機関が重点的にチェックします。

  • 本人の収入状況に関するもの
  •  ⇒年齢、年収、雇用形態、勤続年数など

  • 借入金額に関するもの
  •  ⇒借入金額(融資可能額)、返済負担率など

  • 信用情報に関するもの
  •  ⇒他の債務状況や返済履歴など

 

本審査では、金融機関だけでなく、保証会社による審査も行われ、「健康状態」や「担保評価」なども細かくチェックされ、融資可能かどうかの判断が行われることになります。

事前(仮)審査及び本審査及びは、住宅ローン専門窓口だけでなく、インターネット上でも申請可能な金融機関が増えていますが、九州労働金庫(九州ろうきん)の場合、仮審査申込はインターネットから行うことができます。

 

相談や審査申し込みについては、公式サイトの「ローンお申込み」「はじめてのお客さまにも安心の相談体制」にて確認して下さい。

九州労働金庫の住宅ローンを利用できる条件

九州労働金庫(九州ろうきん)の住宅ローンを利用できる主な条件は以下の通りです。

項目 条件
一般団信
疾病団信
借入期間
40年以内
借入金額
7,000万円以内
年齢(※)
満18歳以上満66歳未満、完済時満76歳未満
満18歳以上満51歳未満、完済時満76歳未満
職業(雇用形態)
継続して安定した収入がある方
年収
150万円
勤続年数
1年以上
健康状態
団体信用生命保険に加入が認められること
保証
保証会社の保証が受けれらること
その他
九州労働金庫所定の融資条件を満たすこと

※疾病団信の種類によって加入年齢や完済時年齢が異なります。

 

ネット銀行の場合、「年収400万円以上かつ勤続2年以上」といった条件がありますが、九州労働金庫(九州ろうきん)の住宅ローンは「年収150万円以上」、「勤続年数1年以上」です。

一般の方が利用する場合、職種については特にきまりはありませんが、「継続して安定した収入がある方」となっていますので、アルバイトやパートなどの場合、年収などの条件を満たしていても、事前(仮)審査が通らないか、通ったとしても保証金が高く設定されてしまう可能性が高いので注意が必要です。

審査に落ちた理由と対策について

住宅ローンの審査を申し込み、残念ながら審査に落ちてしまうこともあります。

なぜ落ちてしまったのか、金融機関が教えてくれることはありません。住宅ローンの審査は総合的に評価されるため、『一つの理由だけではなく、複数の理由で審査から落ちてしまった』と考える必要があります。

審査にて落ちる可能性のある理由

審査で落ちてしまう理由は、金融機関によっても異なりますし、どの項目でNGとなってしまったのかは定かではありません。

ただし、審査に落ちる理由として、他の金融機関と同様に、下記のような一般的な項目が九州労働金庫でも当てはまっている可能性が高いです。

  • 勤続年数が少ない
  • 収入が安定していない
  • 健康状態が良くない
  • 住宅ローン以外の借入が多数ある、もしくは返済事故を起こしたことがある

審査に落ちたときの対策はどうする?

住宅ローンの審査は、決められた審査基準を元に行われます。そのため、申込者が何も改善せず、再度申し込んだとしても審査に通ることはまずありません。

上記の項目にて心当たりがあるものがあれば、その項目を改善してから再度申し込む必要があります。

  • 勤続年数が少ないことが原因と考えられる場合
  • ⇒勤続年数に条件がないといっても、入社して間もないといったケースや、収入が不安定である場合には落ちてしまう可能性が大きいです。勤続年数を増やしたり、収入を安定させることが挙げられます。

  • 返済能力が低いことが原因と考えられる場合
  • ⇒共働きにも関わらず、夫の収入のみで申し込んだ場合は、妻側の収入も加え、夫婦合算収入として世帯収入をアップさせることが挙げられます。

  • 健康状態が良くないことが原因と考えられる場合
  • ⇒健康状態が良くない状態で審査を申し込んでも、完済できる見込みがないと判断されてしまう可能性が高いので、やはり症状を改善することが最善策となります。

  • 住宅ローン以外の借入がある、返済事故経歴があることが原因と考えられる場合
  • ⇒住宅ローン以外の借入がある場合は、まずそちらの借入を完済させる必要があります。
    ⇒返済事故経歴がある場合には、信用を回復させる必要があります。事故内容もよりますが、5~10年程度は事故歴アリとしてブラックリストに載ってしまっていますので、その期間は審査に通りません。
    ブラックリストに載っているかどうかは、個人信用情報機関に問い合わせることで確認することが出来ます。

 

しかし、何も改善できない場合には、九州労働金庫は諦め、別の条件もしくは、審査基準が緩い金融機関にて住宅ローン審査を申し込むことも一つの対策となります。

九州労働金庫の住宅ローンの評判

九州労働金庫住宅ローン06

九州労働金庫(九州ろうきん)の住宅ローンを利用された方がどのような点に着目して選んだのか、またどのような感想を持っているのかについて、まとめましたので参考にして下さい。

九州労働金庫を選んだ理由

  • 職場が九州ろうきんに入っているため
  • 一般的な金融機関と比較しても金利が低め

九州労働金庫を利用しての感想など

  • 一部繰上返済手数料が無料なので気軽に返済できる

まとめ

九州労働金庫の住宅ローンのメリットやデメリット、評判、そして審査はどうなのかについてについて紹介しました。

ろうきんは、労働組合や生協などの働く仲間がお互いを助け合うために資金を出し合ってつくった協同組織の金融機関です。

九州労働金庫(九州ろうきん)の住宅ローンは、一般的な金融機関と比較しても金利の種類も充実しており、金利も魅力的です。またフラット35も取り扱っています。

九州労働金庫での住宅ローンのメリットやデメリットなどをしっかりと確認して、九州労働金庫の住宅ローンを検討してみるもの良いでしょう。

 

金利・総支払額が安い住宅ローン 

最後に、金利が安く保障も充実した住宅ローンの紹介です。

トータルの支払金額を安くしたい場合におすすめとなっています。

審査の結果金利が高くなることもあるので、仮審査は早めに行っておくと安心です。

銀行によって審査条件が違うので、審査を通った中から一番条件の良かった銀行を選ぶのがおすすめとなります。

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低金利と充実保障でお得な住宅ローンとして人気があるのが住信SBIネット銀行銀行の住宅ローンです。

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もちろん、保証料、一部繰り上げ返済手数料も無料とお得になっています。(での利用に対応しています。)

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全疾病保障、自然災害・失業保障が特長で、万が一の事態にも安心な住宅ローンです。

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がんや糖尿病を含む全疾病の他、自然災害や失業時にも対応しており、もしもの時も安心です。
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住宅ローンは、当初金利を比較するだけでなく、ローン終了までの総支払額を比較することが重要です。

また、審査基準は低くないため、事前審査は早めに行っておきましょう。

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