収入減少や勤務先の破綻に伴う返済金の減額、返済期間の延長、金利の一時的な引き下げなど、状況に応じて対応してくれます。
>>香川銀行の新型コロナウイルス対応情報はこちら
このページでは、香川銀行の住宅ローンの金利、審査、保証料、そして口コミ評判、メリット・デメリットについてまとめてあります。
香川銀行は、県庁所在地である香川県高松市に本店を置く第二地方銀行です。香川県全域に支店があるのはもちろんのこと、四国島内3県(高知県、徳島県、愛媛県)に加え、岡山県、広島県、大阪府、そして東京都に、合計89店舗の支店があります。
香川銀行は、徳島大正銀行とともにトモニホールディングスの完全子会社で、ATM相互利用提携などを行っています。
香川銀行にて住宅ローンを検討中の方は是非一読してみて下さい。
年間35万人が利用する当サイトで一番申込数が多い住宅ローンは、三菱UFJ銀行の住宅ローンです。
人気の理由は、変動・10年・35年固定金利が安く、さらに固定期間終了後の金利まで低いこと。
支払い総額が他行に比べ数百万円お得になることもあります(借換にも対応)。
住宅ローン契約額は日本で第1位!、当サイト以外にも多くの人が利用しています。
香川銀行と他行の住宅ローン金利比較
まずは香川銀行と他行の住宅ローン金利を比較してみたいと思います。香川銀行の住宅ローン最新金利一覧
香川銀行の住宅ローン金利をネット申込型住宅ローンと一覧で比較しています。参考にしてみてください。銀行名 | 変動 | 固定3年 | 固定10年 | 固定35年 |
---|---|---|---|---|
香川銀行 | 2.875% | 0.800% | 0.600% WEB申込 | 1.230% フラット35S |
三菱UFJ銀行 | 0.475% ネット対応住宅ローン | 0.590% ネット対応住宅ローン | 1.040% ネット対応住宅ローン | 1.350% 全期間固定/ネット対応住宅ローン |
香川銀行の金利は三菱UFJ銀行の金利に比べ、変動金利で +2.400%、3年固定で +0.210%、10年固定で -0.440%、35年固定で -0.120%の差があります。
これらの金利で、返済額にどれくらいの違いが出るのかを確認してみたいと思います。
香川銀行の住宅ローンシミュレーション
上記に記載の「変動金利」で「返済期間35年」を選択した場合の、香川銀行の毎月の返済額と総返済額をシミュレーションし、ネット申込型ローンと比較した結果を下の表に示します。
借入額は「1500万円」、「3000万円」、「4500万円」で比較しています。
上段が毎月の返済額、下段が総返済額(緑文字)となっています。
銀行名/支払差額 | 借入1500万円 毎月返済額 /総返済額 |
借入3000万円 毎月返済額 /総返済額 |
借入4500万円 毎月返済額 /総返済額 |
---|---|---|---|
香川銀行 | 56,686円 2,381万円 |
113,372円 4,762万円 |
170,059円 7,142万円 |
三菱UFJ銀行 | 38,772円 1,628万円 |
77,545円 3,257万円 |
116,317円 4,885万円 |
上記2行の 返済額の差額 |
17,914円 7,523,844円 |
35,828円 15,047,687円 |
53,742円 22,571,531円 |
香川銀行と三菱UFJ銀行との比較では、1500万円の借入で約752万円、3000万円の借入で約1,505万円、4500万円の借入で約2,257万円、香川銀行のほうが返済額が多くなるため、三菱UFJ銀行などの低金利な、ネット申込型住宅ローンに比べると損をしてしまう可能性があります。
当サイトで一番人気の高いのは、三菱UFJ銀行となっていますので、下記の公式ページを参考にしてみてください。
>三菱UFJ銀行の公式ページ(実質金利が安い/変動・10年・35年固定金利が最安水準)
また、香川県で住宅ローンを借りられる金融機関の金利を全て比較したい場合は、下記の「香川県版 金利比較ランキングページ」をご覧ください。
香川銀行の住宅ローンの種類
香川銀行では、利用者のライフスタイル、ライフステージに見合った様々な住宅ローンが準備されています。主な住宅ローンの種類は次の通りです。
- 基本となる住宅ローン
- 保障が充実した住宅ローン
- 様々なニーズに対応した住宅ローン
- 住宅金融支援機構の住宅ローン(フラット35)
基本となる住宅ローン
香川銀行のメインの住宅ローンは、基本を備えた「香川総合住宅ローン」です。
住宅の新築・購入、土地の購入だけでなく、他金融機関からの借換えにて利用することが可能です。
金利の種類は、下記の2つから選択することが可能です。
- 変動金利型
- 固定金利選択型
⇒金利は半年ごとに見直されます。
⇒固定3年、固定5年、固定7年、固定10年の4種類で、固定金利指定期間中は、金利及び返済額が一定
保障が充実した住宅ローン
万が一に備えた保障付の住宅ローンは、以下の4種類です。
- 団体信用生命保険(団信)
- がん保障付団体信用生命保険
- 八大疾病保障付団体信用生命保険
- ワイド団体信用生命保険
住宅ローン返済中に、万が一のこと(死亡・所定の高度障害状態)があった場合、保険により住宅ローン残高が全額返済されます。
通常の団信の保障内容(死亡・所定の高度障害状態)に加え、がんと診断確定された場合、保険により住宅ローン残高が全額返済されます。
通常の団信の保障内容(死亡・所定の高度障害状態)に加え、八大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、高血圧性疾患、慢性腎不全、肝疾患、慢性膵炎)により所定の支払事由に該当された場合、保険により住宅ローン残高が全額返済されます。
健康上の理由(糖尿病、肝機能障害、高血圧症など)で通常の団体信用生命保険に加入できないケースにおいて、加入条件を緩和した団信で、ワイド団信用の所定の事前審査があります。
様々なニーズに対応した住宅ローン
香川銀行では、増改築や太陽光発電などの設備導入に利用できるリフォームローンなどが準備されています。
- 新香川リフォームローン (無担保)
- 香川リフォームローン「ハッピー家族」・エコ(無担保)
⇒増改築、補修費用やキッチン、造園などの住宅環境費用に利用可能なリフォームローン(最大1,000万円、最長15年)
⇒省エネ改修工事、太陽光発電設備、オール電化システム工事及び同時に施工するリフォーム費用に利用可能なリフォームローン(最大1,500万円、最長20年)
住宅金融支援機構の住宅ローン(フラット35)
「フラット35」は、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する全期間固定金利(最長35年)です。通常の固定金利よりも長期的に安定した返済計画を立てやすいのが特長ですが、購入する住宅の技術基準を満たす必要があり、投資用の住宅購入には利用できないといった規定があります。
これら住宅ローンの詳細については、香川銀行の「住宅ローン」にて確認して下さい。。
香川銀行の住宅ローンの金利
香川銀行の住宅ローンの金利は、他銀行と同様に「変動金利」、「固定金利(3年、5年、7年、10年)」、「フラット35」の3種類が準備されています。
「変動金利」は、金利が景気によって変動するため、場合によっては固定金利よりもはるかに低い金利となることがあることが魅力です。金利上昇の影響を受けても返済出来る見通しがあり、返済期間が短いもしくは借入額が少ない方に向いています。
一方、「固定金利」や「フラット35」は、金利が固定されることにより、返済計画が立てやすく、金利上昇のリスクを負わないので、決まった返済計画を立てたい方に向いています。
香川銀行の固定金利は4種類で、他銀行と比べると選択肢は少なめです。
変動金利と固定金利には、一長一短があります。それぞれの特徴及びメリット・デメリットについて簡単にまとめましたので、参考にしてみて下さい。
固定金利 | 変動金利 | |
---|---|---|
特徴
|
|
|
メリット
|
|
|
デメリット
|
|
|
香川総合住宅ローンの金利
香川銀行の基本プラン、「香川総合住宅ローン」の金利の種類は、変動金利、固定金利(3年、5年、7年、10年)です。
銀行が提示する金利引下げ条件項目に応じ、固定金利に限り、店頭表示金利から最大年2.05%優遇された金利にて利用できます。
香川総合住宅ローンの2021年2月の店頭表示金利並びに優遇金利は、下記表のとおりです。
※店頭表示金利は毎月見直されます。
金利種類 | 住宅ローン金利 | |||
---|---|---|---|---|
店頭表示金利
|
優遇金利(※1)
|
割引率
|
||
変動
|
2.875%
|
–
|
–
|
|
固定
|
3年
|
2.450%
|
0.850%
|
▲1.600%
|
5年
|
2.700%
|
0.950%
|
▲1.750%
|
|
7年
|
2.900%
|
1.050%
|
▲1.850%
|
|
10年
|
3.200%
|
1.150%
|
▲2.050%
|
※1:優遇金利は、銀行が提示する金利割引条件をすべて満たした場合適用
金利優遇を受けるための条件
銀行が提示する下記条件を満たすことにより、基準金利から優遇されます。
※東京地区の支店には適用されません。
金利引下げ対象取引項目
項目 | 引下げ条件 | 引下げ幅 (年▲) |
---|---|---|
期間特別割引
|
5年固定
|
0.05%
|
7年固定
|
0.05%
|
|
10年固定
|
0.15%
|
|
取引内容
|
給与振込(10万円以上)、年金振込
|
1.00%
|
香川銀トモニカード(JCB、UC,VISA)
|
0.20%
|
|
定期預金、国債、投資信託の合計金額100万円以上
|
0.20%
|
|
公共料金口座振替2件以上
※電気、ガス、水道、電話(携帯電話含)、NHK、新聞、税金 |
0.20%
|
|
個人インターネットバンキング契約
|
0.20%
|
|
NISAもしくは積立NISAの口座開設
|
0.20%
|
|
積立投信
|
0.20%
|
|
確定拠出年金(iDeCo)
|
0.20%
|
|
その他
|
提携業者契約先の利用または住宅ローン事前審査利用業者登録先の利用
|
0.15%
|
お客様アンケート提出
|
0.20%
|
|
香川銀行アプリのインストール
|
0.20%
|
さらに期間限定(2021年4月30日まで)で、特別金利プランを実施しており、詳細については以降のメリットにて説明します。
香川銀行の住宅ローン金利については、「香川総合住宅ローン ローン金利」にて確認して下さい。
フラット35の金利
融資率(借入割合)が9割以下で利用するケースが一般的ですが、頭金などの自己資金を準備することが難しい場合には、9割超で利用することも可能です。ただし金利が高くなってしまうので注意が必要です。
香川銀行のフラット35の手数料は、下記表のとおりで、フラット35の金利については、最寄りの「店舗」にて確認して下さい。
コース | 年数 | 融資率 | 金利 | |
---|---|---|---|---|
手数料定額型
(51,700円) |
20年以下
|
9割以下
|
窓口にて確認
|
|
9割超
|
||||
21年以上
|
9割以下
|
|||
9割超
|
||||
手数料定率型
|
融資額×0.99%
|
20年以下
|
9割以下
|
窓口にて確認
|
9割超
|
||||
融資額×1.54%
|
21年以上
|
9割以下
|
||
9割超
|
住宅ローンシミュレーション
住宅ローンを利用する際、自身の年収から、いくらくらいの住宅ローンが組めるのか、毎月の返済額はどのくらいになるのかが気になるポイントだと思います。
店頭で返済シミュレーションをしてもらうことも可能ですが、多くの金融機関では、住宅ローンの返済シミュレーションを提供しています。
香川銀行で住宅ローンを利用する場合の返済金額を確認するには、「ローンシミュレーション」にて試算することができます。
また、香川県にて住宅ローンを扱っている金融機関の「金利比較ランキング」について、別記事にて詳細をまとめていますので、金融機関を選択する参考にしてみて下さい。
香川銀行の住宅ローンのメリットとデメリット
香川銀行の住宅ローンのメリット、デメリットについてまとめました。
4つのメリット
香川銀行の住宅ローンのメリットとしては以下の4つが挙げられます。
- フラット35の事務手数料が安い
- 特別金利プランによりさらに優遇金利が適用
- 充実した相談体制
- ワイド団信の取り扱いがある
メリット1:フラット35の事務手数料が安い
「フラット35」は、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する全期間固定金利(最長35年)です。金利や事務手数料は、銀行が任意で設定しますが、基本的には大きな差はありません。
事務手数料は、「定額型」と「定率型」の2種類があり、香川銀行のフラット35の事務手数料は一般的な金額よりも低く設定されています。
事務手数料 | 一般的 | 香川銀行 | |
---|---|---|---|
定額型(税込)
|
55,000円
|
51,700円
|
|
定率型
|
返済期間20年以下
|
2.20%
|
0.99%
|
返済期間21年以下
|
2.20%
|
1.54%
|
メリット2:特別金利プランによりさらに優遇金利が適用
前項にて、香川銀行の住宅ローン「香川総合住宅ローン」は、銀行提示の金利引下げ条件を満たすことにより優遇金利が適用されることを述べました。(固定金利のみ)
現在、2021年4月30日までに事前審査申し込みまたは借入した方対象とし、『特別金利プラン』が適用されます。
ただし、固定3年は適用外で、固定5年、固定7年、固定10年のみとなります。
金利種類 | 住宅ローン金利 | 融資手数料 | |||
---|---|---|---|---|---|
優遇金利
|
特別金利
|
割引率
|
|||
固定
|
5年
|
0.95%
|
0.55%
|
▲0.40%
|
融資金額×1.10%
(最低額:55,000円) |
7年
|
1.05%
|
0.70%
|
▲0.35%
|
融資金額×1.65%
(最低額:82,500円) |
|
10年
|
1.15%
|
0.75%
|
▲0.40%
|
融資金額×2.20%
(最低額:110,000円) |
特別金利プランについては、住宅ローンの「特別金利プラン」にて確認して下さい。
メリット3:充実した相談体制
住宅ローンをはじめ各種保険などの相談は窓口でも対応していますが、香川銀行では土日祝日も営業を行っている住宅ローンセンター(香川県内:2店舗、岡山県、大阪府)とコンサルティングプラザがあります。
平日はもちろん、土日祝日(10:00~18:00)も対応しており、事前予約で優先的に相談することも可能ですので、お近くの住宅ローンセンターもしくはコンサルティングプラザを利用ください。
- 住宅ローンセンター高松(香川県高松市)
- 住宅ローンセンター丸亀(香川県丸亀市)
- 住宅ローンセンター岡山(岡山県岡山市)
- 住宅ローンセンター大阪(大阪府大阪市)
- 伏石支店コンサルティングプラザ(香川県高松市)
詳しくは、香川銀行の「住宅ローンセンター」及び「コンサルティングプラザ」にて確認して下さい。
メリット4:ワイド団信の取り扱いがある
住宅ローンは高額かつ長期間のローンなので、金融機関は貸し倒れしないためにも、心身ともに健康な人がローン利用の対象となります。
そのため、健康上の理由(糖尿病、肝機能障害、高血圧症など)で通常の団体信用生命保険に加入できず、住宅ローンを利用できないといったケースもありますし、出来たとしても少額のローンしか組めないといったケースもあります。
ワイド団信は、通常の団信と比べ、加入条件を緩和した団信で、保険料は少し割高になりますが、希望に近い住宅ローンを組むことが可能となります。
ただし、ワイド団信用の所定の審査がありますので、申込者全員が利用可能ではないので注意が必要です。
詳しくは、香川銀行の「ワイド団信」にて確認して下さい。
4つのデメリット
香川銀行の住宅ローンのデメリットとしては以下の4つが挙げられます。
- 変動金利が高い
- 疾病保障が無料ではない
- 保証料が必要
- 繰上返済手数料がかかる
デメリット1:変動金利が高い
香川銀行のデメリット…
それは変動金利が高いことです。
固定金利は、金利引下げ条件によって、店頭表示金利から最大年2.05%優遇されます。
しかし、変動金利には金利引下げ条件は適用されません。
そのため、変動金利を選択した場合、2021年1月の金利は、2.875%です。
これでは、変動金利を選択し、低金利の恩恵を受けることはできません。
デメリット2:疾病保障が無料ではない
香川銀行では、万が一への備えとして、以下の疾病保障があります。
ネット銀行では、疾病保障を無料としている銀行も多いですが、香川銀行の場合、無料ではありません。
保障 | 住宅ローン残高が0円になる条件 | 保険料 (適用金利に上乗) |
---|---|---|
死亡もしくは所定の高度障害状態に該当した場合
|
無料
|
|
通常の団信の保障内容(死亡・所定の高度障害状態)に加え、生まれてはじめてがんに罹患し、がんと診断確定された場合
|
年0.1%
|
|
通常の団信の保障内容(死亡・所定の高度障害状態)に加え、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞) により所定の支払事由(がん:診断確定、脳卒中及び急性心筋梗塞:所定の状態が60日以上継続)に該当された場合、5つの重度慢性疾患(糖尿病、高血圧性疾患、慢性腎不全、肝疾患、慢性膵炎)により所定の支払事由(継続して180日以上入院)に該当された場合
|
年0.2%
|
|
死亡もしくは所定の高度障害状態に該当した場合
|
年0.3%
|
デメリット3:保証料が必要
「融資事務手数料」は、銀行に支払う手数料で、一般的には『定率型』と『定額型』の2種類があり、ネット銀行の多くは定率型で、一般の銀行は定額型かどちらかを選択することが可能です。
香川銀行は定額型で、55,000円です。
住宅ローンの「保証料」とは、銀行が融資したお金をきちんと回収するための保険です。
住宅ローンを貸した人(借用人)がなんらかの理由によって、住宅ローンの返済が出来なくなったとき、借用人に代わり保証会社が住宅ローンを肩代わりし、銀行に返済してもらうための掛け金です。
そのため、保証料は銀行ではなく、保証会社に支払うことになります。銀行によって保証料の設定は異なりますが、一般的には借入額の数%程度となります。
香川銀行が設定している保証料は、「一括前払い」と「分割払い」の2種類があり、一括前払いの場合、年齢、職業、職種、勤務・営業年数、融資金額、融資期間により年0.08%~0.8%まで変動します。
保証料は、下記表の通りです。
支払方法 | 保証料(1,000万円) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
10年
|
20年
|
25年
|
30年
|
35年
|
||
一括前払い
|
年0.08%
|
36,340円
|
64,820円
|
77,510円
|
89,100円
|
99,710円
|
年0.8%
|
363,400円
|
648,190円
|
774,710円
|
890,910円
|
997,070円
|
|
分割払い
|
融資金利に年0.2%~0.8%上乗せ
|
各銀行における事務手数料と保証料がどの程度なのかを比較するため、下記表にまとめました。
銀行 | 融資事務手数料 | 保証料 | |
---|---|---|---|
変動金利
|
330,000円
|
0円
|
|
全期間固定金利
|
借入金額 x 1.10%
|
0円
|
|
借入金額 x 2.20%
|
0円
|
||
借入金額 x 2.20%
|
0円
|
||
定率型
|
借入金額 x 2.20%
|
0円
|
|
定額型
|
110,000円
|
0円
|
|
33,000円
|
借入金額 x 2.20%
|
||
55,000円
|
上記の表
|
ネット銀行では保証料を無料とし、融資事務手数料として借入金額の2.2%としている銀行が多く、借入金額が1,000万円の場合の手数料は、22万円となります。
香川銀行の「香川総合住宅ローン」の保証料率は0.08~0.8%なので、一般的な料率は0.4%程度となります。
保証料率0.4%で、融資期間10年で利用する場合の保証料は181,700円で、融資事務手数料が55,000円なので、合計236,700円となり、諸費用を比較するとネット銀行よりも16,700円高くなる計算です。
ネット銀行では融資手数料は必要ですが保証料は無料であり、総合的に安く設定されているため、この点はデメリットと言えます。
借入金額1,000万円の場合、ネット銀行よりも安く利用するためには、以下の条件となります。
保証料率 | 保証料(1,000万円) | ||||
---|---|---|---|---|---|
10年
|
20年
|
25年
|
30年
|
35年
|
|
年0.08%
|
36,340円
|
64,820円
|
77,510円
|
89,100円
|
99,710円
|
年0.16%
|
72,680円
|
129,640円
|
155,020円
|
178,200円
|
199,420円
|
年0.24%
|
109,020円
|
194,460円
|
232,530円
|
267,300円
|
299,130円
|
年0.32%
|
145,360円
|
259,280円
|
310,040円
|
356,400円
|
398,840円
|
年0.40%
|
181,700円
|
324,100円
|
387,550円
|
445,500円
|
498,550円
|
保証料率が0.08%であれば、全期間が対象となりますが、0.16%となると25年以下、0.32%で10年です。
保証率が標準値0.4%以下と審査されるためには、年収や、頭金、借入金額、返済比率などが良い状態でなければなりませんので、なかなか厳しいです。
住宅ローンの審査にて保証料が提示されますので、合計金額が、借入金額の2.2%以下なのかどうかで、保証料が安いのか高いのかを確認してみることをおすすめします。
デメリット4:繰上返済手数料がかかる
住宅ローン利用している最中、返済に余力が出来た場合、「繰り上げ返済」をすることによって、総返済額を減らす効果が期待できます。
しかし、金融機関側の立場からすると、繰り上げ返済をされることによって、得られる利息収入が減ることになってしまうので、繰り上げ返済の手続きの際、手数料をとるケースが一般的です。
手数料は金融機関によってことなりますが、数千円~数万円かかります。
最近では、インターネットバンキングサービスのある金融機関では、一部繰上返済の手数料を無料としているケースが多いです。
香川銀行では、インターネットバンキングサービス「香川銀ダイレクト」を提供していますが、一部繰上返済手続きを行うことは出来ず、窓口からの手続きのみとなります。
香川銀行の一部及び全額繰り上げ返済の手数料は有料で、下記の表の通りです。
金利種類 | 繰上返済金額 | 手数料(税込) |
---|---|---|
固定金利
|
500万円未満
|
11,000円
|
500万円以上1,000万円未満
|
33,000円
|
|
1,000万円以上
|
55,000円
|
|
変動金利
|
一律
|
11,000円
|
詳しくは、香川銀行の「香川総合住宅ローン 商品概要説明書」にて確認して下さい。
また、香川県にて住宅ローンを扱っている金融機関の「金利比較ランキング」について、別記事にて詳細をまとめていますので、金融機関を選択する参考にしてみて下さい。
香川銀行の審査はどうなの?
住宅ローンの審査は、一般的に事前(仮)審査と本審査の2段階となっています。
事前審査では、以下の内容について金融機関が重点的にチェックします。
- 本人の収入状況に関するもの
- 借入金額に関するもの
- 信用情報に関するもの
⇒年齢、年収、雇用形態、勤続年数など
⇒借入金額(融資可能額)、返済負担率など
⇒他の債務状況や返済履歴など
本審査では、金融機関だけでなく、保証会社による審査も行われ、「健康状態」や「担保評価」なども細かくチェックされ、融資可能かどうかの判断が行われることになります。
本審査及び事前(仮)審査は、住宅ローン専門窓口だけでなく、インターネット上でも申請可能な金融機関が増えており、香川銀行は、事前審査の申し込みのみインターネット上でも申請可能です。
相談や事前審査申し込みについては、「香川総合住宅ローン お申込みはこちら」や「ローン相談予約サービス」にて確認して下さい。
香川銀行の住宅ローンを利用できる条件
香川銀行の住宅ローン(香川総合住宅ローン)を利用できる主な条件は以下の通りです。
項目 | 条件 |
---|---|
借入期間
|
40年以内
|
借入金額
|
1億円以内
|
年齢
|
満20歳以上満70歳以下で、完済時満81歳以下
|
職業(雇用形態)
|
安定継続した年収が得られるこ職業
|
年収
|
100万円以上
|
勤続年数
|
特になし
|
健康状態
|
団体信用生命保険に加入が認められること
|
その他
|
保証会社の保証が受けられること
|
香川銀行の住宅ローンは、利用条件(借入可能年齢、職業、年収、勤続年数)によって5段階(S、A、B、C、D型)に選別され、段階によって保証料が変動する仕組みとなっています。(※上記条件はD型のもの)
医師や弁護士といった職種の場合はS型、それ以外の職種は、年収や勤続年数によってA⇒Dに選別されます。
そのため、審査が通ったとしても保証金が一番高い段階(D型)に設定されてしまう可能性が高いので注意が必要です。
利用可能な条件詳細については、香川総合住宅ローンの「商品概要説明書No.45 ご利用いただける方」にて確認して下さい。
審査に落ちた理由と対策について
住宅ローンの審査を申し込み、残念ながら審査に落ちてしまうこともあります。
なぜ落ちてしまったのか、金融機関が教えてくれることはありません。住宅ローンの審査は総合的に評価されるため、『一つの理由だけではなく、複数の理由で審査から落ちてしまった』と考える必要があります。
審査にて落ちる可能性のある理由
審査で落ちてしまう理由は、金融機関によっても異なりますし、どの項目でNGとなってしまったのかは定かではありません。
ただし、審査に落ちる理由として、他の金融機関と同様に、下記のような一般的な項目が香川銀行でも当てはまっている可能性が高いです。
- 勤続年数が少ない
- 収入が安定していない
- 健康状態が良くない
- 住宅ローン以外の借入が多数ある、もしくは返済事故を起こしたことがある
審査に落ちたときの対策はどうする?
住宅ローンの審査は、決められた審査基準を元に行われます。そのため、申込者が何も改善せず、再度申し込んだとしても審査に通ることはまずありません。
上記の項目にて心当たりがあるものがあれば、その項目を改善してから再度申し込む必要があります。
- 勤続年数が少ないことが原因と考えられる場合
- 返済能力が低いことが原因と考えられる場合
- 健康状態が良くないことが原因と考えられる場合
- 住宅ローン以外の借入がある、返済事故経歴があることが原因と考えられる場合
⇒勤続年数に条件がないといっても、入社して間もないといったケースや、収入が不安定である場合には落ちてしまう可能性が大きいです。勤続年数を増やしたり、収入を安定させたりすることが挙げられます。
⇒共働きにも関わらず、夫の収入のみで申し込んだ場合は、妻側の収入も加え、夫婦合算収入として世帯収入をアップさせることが挙げられます。
⇒健康状態が良くない状態で審査を申し込んでも、完済できる見込みがないと判断されてしまう可能性が高いので、やはり症状を改善することが最善策となります。
⇒住宅ローン以外の借入がある場合は、まずそちらの借入を完済させる必要があります。
⇒返済事故経歴がある場合には、信用を回復させる必要があります。事故内容もよりますが、5~10年程度は事故歴アリとしてブラックリストに載ってしまっていますので、その期間は審査に通りません。
ブラックリストに載っているかどうかは、個人信用情報機関に問い合わせることで確認することが出来ます。
しかし、何も改善できない場合には、香川銀行は諦め、別の条件もしくは、審査基準が緩い金融機関にて住宅ローン審査を申し込むことも一つの対策となります。
香川銀行の住宅ローンの評判
香川銀行の住宅ローンを利用された方がどのような点に着目して選んだのか、またどのような感想を持っているのかについて、まとめてみましたので参考にしてみて下さい。
香川銀行を選んだ理由
- 勤務先のメインバンクとなっている
- 検討した金融機関の中で一番金利が低かった
- 団信などの保険が充実していた
香川銀行を利用しての感想など
- 変動金利が高くて利用できない
- 土日祝日に営業している店舗やコンサルティングプラザがあり、便利
- 繰上返済手数料がかかるので、頻繁に繰り上げ返済できない
まとめ
香川銀行の住宅ローンのメリットやデメリット、評判、そして審査はどうなのかについてについて紹介しました。
香川銀行は、特別金利が適用される場合、大手銀行に見劣りしない金利となりますし、ワイド団信の取り扱いがあり、健康に不安がある方も利用できる可能性があります。
香川銀行での住宅ローンのメリットやデメリットなどをしっかりと確認して、香川銀行の住宅ローンを検討してみるのも良いでしょう。
金利・総支払額が安い住宅ローン
最後に、金利が安く、保障も充実した住宅ローンの紹介です。
トータルの支払金額を安くしたい場合には特におすすめとなっています。
ただし、他行よりも審査が厳しい傾向にありますので、仮審査は早めに行っておく必要があります。
また、審査の結果、金利が高くなることや、希望の金額から減額されることも少なくありません。
そのため、複数の銀行で審査しておくと安心です。
もちろん審査は無料ですし、1行あたり15分程度なので、審査を通った中から一番条件の良い銀行を選ぶのがおすすめです。
ネットでお得な変動・10年・35年固定住宅ローン
金利面でお得な住宅ローンとして人気があるのが三菱UFJ銀行の住宅ローンです。
固定期間終了後の金利が他行よりも低いのが特長で、当初金利と返済完了までの実質金利を安くしたい方にオススメとなっています。
三菱UFJ銀行(全国対応)
三菱UFJ銀行の住宅ローンは、変動・10年・35年固定金利が安く、さらに固定期間終了後の金利が低いのがポイントです。
住宅ローン契約額は日本で第1位です。
ガンや糖尿病などの7大疾病保障にも対応しており、もしもの時も安心です。(住宅ローン残高がゼロ円になります。)
金利が安く抑えられており、支払い総額が他行に比べ数百万円お得になることもあります。
団体信用生命保険料・繰上返済手数料は無料となっています。
一番人気のフラット35 安心の最長35年固定住宅ローン
フラット35の中でも一番人気が高いのがARUHIのフラット35です。
フラット35の専門金融機関で、金利が最安水準で手数料が無料なのが特徴です。
ARUHI(全国対応)

ARUHI(アルヒ)はフラット35の国内シェアNo1の金融機関です。
フラット35の金利が最安水準で、審査が非常に速い(最短当日)のが特徴です。
頭金が多い場合は、さらに金利が安くなります。
WEB借換で事務手数料(税込)2.2%→1.1%、保証人不要、保証料・繰上返済手数料は無料。
借り換えのほか、つなぎ融資なども可能なため、土地購入からの新築住宅建築にも利用しやすくなっています。
35年間安い金利で返済できるため、経済的なのに金利の上昇が怖くないのがメリットです。
金利が上昇傾向なので選ぶ人が増えています。
保障が充実の変動金利住宅ローン
保障が充実した住宅ローンとして人気があるのがauじぶん銀行の住宅ローンです。
変動金利が最低水準、全疾病保障やガン保障が無料で付帯するのが特長です。
auじぶん銀行(全国対応)

auじぶん銀行の住宅ローンは、変動・10年固定の金利が安く、がんと診断されるだけでローン残高が2分の1になる保障(就業可能な状態でもOK)と全疾病保障が無料で付帯しています。
調査会社による住宅ローン人気ランキングで第1位を獲得しています。
ネット銀行のため金利が安く抑えられ、支払い総額が他行に比べ数百万円お得になることもあります(借り換えにも対応)。
保証料、一部繰り上げ返済手数料、印紙代まで無料となっています。
(※審査によって金利が変更になる場合があります。また、審査の結果、保証会社をご利用いただく場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途お支払いいただく保証料はございません。)
住宅ローンは、当初金利を比較するだけでなく、ローン終了までの総支払額を比較することが重要です。
また、審査基準は低くないため、事前審査は早めに行っておきましょう。
地域別 金利比較ランキング
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