住宅ローン労金メリット02

CMなどでお馴染みの「労金(ろうきん)」。

労金は「労働金庫」の略称であり、民間の銀行などと同様、お金を預けたり借りたりできる金融機関です。

労金で住宅ローン等の各種ローンを借りることもでき、労金ならではのメリットもあるのですが、詳しく知らない人が多いのではないでしょうか。

今回は、住宅ローンを労金で借りるメリットや、労金の住宅ローン審査、金利などについて詳しく解説します。

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労金とは?

労働金庫[略称:労金(ろうきん)]とは、どのような金融機関なのかについて説明します。

労金の特徴

労金は、「加入者(労働者)の助け合い」を目的に資金を出し合って作られた、協同組織の金融機関です。

全国に13の労金があり、その中で最大規模である「中央ろうきん」は、関東1都7県(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨)を営業エリアとしています。

労金の業務内容は一般的な銀行と殆ど変わりませんが、“経営理念”が大きく異なります。

一般の銀行は営利企業であるため、銀行の利益を重視しますが、労金は利益よりも“助け合い”を重視しており、利益は助け合いのために必要な範囲で確保するといった理念を持っています。

労金を利用できる人は?

下記に該当する人は「会員」として労金を利用することが可能です。

  • 労金に出資している団体会員の構成員
  • 生協会員の組合員および同一生計の家族

 
また、上記に該当しない人でも、自宅もしくは勤務先が労金の事業エリア内にある場合は「会員以外」として労金を利用することが可能です。ただし会員の方が、よりお得なサービスが受けられるようになっています。

労金の住宅ローンとは

労金にはどのような住宅ローンがあるのでしょうか。

今回は「中央ろうきん」で取り扱っている住宅ローンをもとに解説しますが、全国に13ある労金それぞれで商品を取り扱っているため、異なる部分もあります。詳しくは各労金にご確認ください。

労金の住宅ローン商品概要

中央ろうきんの住宅ローン(不動産担保型)の商品概要を下表に簡単にまとめました。

項目 中央ろうきんの住宅ローン概要
使用用途
自己または2親等以内の親族が居住用するための住宅・宅地の購入、新築、増改築・リフォーム資金
融資金額
30万円以上1億円以下(1万円単位)
融資期間
最長35年(最終返済時は満76歳未満)
返済方法
元利均等毎月返済
または、元利均等毎月加算併用返済
保証料
2つの支払い方式から選択可能

  1. 一括前払い方式(融資時に一括して支払う)
  2. 月次後払い方式(金利に保証料率を上乗せして支払う)
団体信用生命保険
3つのタイプから選択可能

  1. 団体信用生命保険(ろうきん団信)
  2. ・最高1億円。保険料相当額の上乗せなし

  3. 月就業不能保障団信(団体信用就業不能保障保険)
  4. ・最高1億円。保険料相当額を金利に年0.1%上乗せ

  5. オールマイティ保障型団信(3大疾病保障特約・障がい特約付団体信用生命保険)
  6. ・最高1億円。保険料相当額を金利に年0.3%上乗せ

不動産担保取扱手数料
  • 会員  :10,800円(消費税込)
  • 会員以外:32,400円(消費税込)

労金の住宅ローン金利

労金の住宅ローン金利は、それぞれの労金によって違います。

例えば、中央ろうきんの住宅ローン(不動産担保型)では、下記4つの金利タイプを取り扱っています。さらに金利ミックス(全期間固定金利型と変動金利型を混ぜ合わせたタイプ)も利用でき、フラット35も取り扱っています。

  • 固定金利特約型(3・5・10・20年)
  • 変動金利型
  • LooF10(上限金利特約型10年)
  • 全期間固定金利型

 
また、中央ろうきんでは下記の2つを利用するといった条件を満たせば金利が大幅に引き下げられる「金利引き下げ制度」があるため、比較的低金利の住宅ローンとして人気です。

  1. 給与振込指定
  2. カードローン(マイプラン)

 
中央ろうきん住宅ローンのホームページに掲載されている2018年10月の金利は下表のとおりです。

中央ろうきん金利01

中央ろうきん金利02

(データの引用元:中央労働金庫ホームページ「不動産担保ローン金利」

労金の住宅ローン審査

労金の住宅ローン審査の流れは、他の銀行の住宅ローン審査とあまり違いはありませんが、会員の場合は手続きが簡素化されている場合があります。

労金の住宅ローン審査の流れ

労金で住宅ローンを借りる際の、一般的な審査の流れは下記のとおりです。

住宅ローン労金メリット01

(※)団体会員の場合、仮審査なしで正式申し込みできる場合があります。

 
中央ろうきんでは、Webから住宅ローンの仮審査申し込みができます。

仮審査承認後は、1ヶ月以内に正式申し込みの手続きを行う必要があるので注意しましょう。

労金の住宅ローン申し込み条件

労金の住宅ローンを申し込むためには、一定の条件を満たしている必要があります。

中央ろうきんの住宅ローン申し込み条件は下記のとおりとなっています。

  1. 団体会員の構成員、生協会員の組合員と同一生計家族、一般勤労者
  2. 満20歳以上で最終返済時が満76歳未満
  3. 安定継続した年収が150万円以上
  4. 同一勤務先に1年以上勤務(自営業者等は同一事業を3年以上継続)
  5. 団体信用生命保険に加入できること
  6. 労金指定の保証協会の保証を受けられること
  7. 税込年収に占める年間返済額の割合が以下の範囲内であること
    • 税込年収500万円未満:返済割合35%以内
    • 税込年収500万円以上:返済割合40%以内

労金で住宅ローンを借りるメリットは?

次に、労金で住宅ローンを借りるメリットについて説明します。

会員の場合は色々な優遇措置がある

労金の住宅ローンは、その労金の会員である場合、審査金利や不動産担保取扱手数料、保証料、審査手続きなどで、色々な優遇措置があることが最大のメリットです。

具体的な優遇の内容は、それぞれの労金によって様々です。

例えば、前述した「労金の住宅ローン商品概要」のとおり、中央ろうきんの不動産担保取扱手数料では、会員と会員以外で2万円以上の差額があります。会員だと金利が大きく優遇されたり、保証料が無料になったりする労金もあります。

また、会員の方が住宅ローン審査にも通りやすいと言われています。

繰上げ返済が無料で手軽にできる

住宅ローンは、「一部繰上げ返済」をすることにより、借入金と利息額を減らして返済期間を短縮することができます。

労金によって違いがありますが、例えば中央ろうきんでは、“一部繰上げ返済の手数料が無料”です。

また、東北労金では、インターネットバンキング(ろうきんダイレクト)を利用すれば、“繰り上げ返済・全額返済の手数料が無料”になります。

インターネットバンキングなので、営業時間を気にせずいつでも好きな時に繰上げ返済手続きができる点も、大きなメリットであると言えます。

まとめ

今回は、住宅ローンを労金で借りるメリットや、労金の住宅ローン審査、金利などについて解説しました。

労金は、「加入者(労働者)の助け合い」を目的とした協同組織の金融機関であるため、“助け合い”を最重視し、利益は助け合いのために必要な範囲で確保するといった理念を持っています。そして、会員(労金に出資している団体会員の構成員、生協会員の組合員および同一生計の家族)の方が色々とお得なサービスを受けられますが、会員以外の一般勤労者も利用することができます。

 
また、労金の住宅ローンは、全国に13ある労金それぞれで異なる商品を取り扱っており、住宅ローン金利やサービスも、それぞれの労金によって違います。

例えば、中央ろうきんでは、4つの金利タイプや金利ミックス、フラット35を取り扱っているほか、一定の利用条件を満たせば金利が大幅に引き下げられる「金利引き下げ制度」があり、比較的低金利の住宅ローンとして人気です。

労金の住宅ローン審査の流れは、他の銀行と同様、仮審査と本審査を受ける必要がりますが、会員の場合は仮審査が不要といったように手続きが簡素化されている場合があります。

労金の住宅ローンは、その労金の会員である場合、審査金利や不動産担保取扱手数料、保証料、審査手続きなどで、色々な優遇措置がある点が最大のメリットです(優遇措置の内容は、各労金によって異なります)。

また、「一部繰り上げ返済手数料が無料」などのサービスもあり、インターネットバンキングを利用することで、いつでも好きな時に繰上げ返済手続きができる点もメリットです。

労金の住宅ローンは、会員であると各種優遇措置によりメリットが大きくなるため、自分が会員となっている労金があれば、住宅ローンの選択肢の一つとして検討してみるとよいのではないのでしょうか。

 

金利・総支払額が安い住宅ローン

最後に、金利が安く保障も充実した住宅ローンの紹介です。

トータルの支払金額を安くしたい場合には特におすすめとなっています。

ただし、他行よりも審査が厳しい傾向にありますので、仮審査は早めに行っておく必要があります。

また、審査の結果、金利が高くなることや、希望の金額から減額されることも少なくありません。

そのため、複数の銀行で審査しておくと安心です。

もちろん審査は無料ですし、1行あたり15分程度なので、審査を通った中から一番条件の良い銀行を選ぶのがおすすめです。

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また、審査基準は低くないため、事前審査は早めに行っておきましょう。

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