住宅ローンの仮審査をしている男性

住宅を購入するにあたり、多くの人が住宅ローンを組むことを検討します。

住宅ローンは金額が大きく、返済期間も長いため、複数の金融機関を比較して少しでも良い条件の金融機関で借りたいところですが、仮審査を複数申し込むことについて何か問題はあるのでしょうか?

今回は、住宅ローンの仮審査は複数申し込んでも大丈夫なのか、また、申し込むにあたり気を付けるポイントについて、詳しく解説します。

仮審査は複数申し込んでも大丈夫?

結論から言いますと、住宅ローンの仮審査は複数申し込んでも大丈夫です。

それどころか、仮審査を複数申し込むことにはメリットがあります。

まず、そのメリットについて説明します。

メリット1:住宅ローンの条件を具体的に比較できる

仮審査を複数申し込むことの最大のメリットは、住宅ローンの条件を具体的に比較できることです。

実際、住宅ローンには下記のように色々な比較ポイントがあります。

住宅ローンの主な比較ポイント

  • 金利は何パーセント?
  • 総支払額は?
  • 団体信用生命保険の費用は?
  • 疾病保証の内容と費用は?
  • 事務手数料は?
  • 保証料は?
  • 繰上げ返済手数料は?
  • 融資金額は?

 

金利や総支払額、保証料、融資金額など、“仮審査をしてみないと実際にいくらなのか分からない”といったものがあるため、仮審査を複数申し込むことで、具体的な比較が可能となります。

メリット2:審査のやり直し時間を短縮できる

住宅ローン審査の申し込みから融資実行までは、一般的に下記の流れで進みます。

 

①購入申し込み
 ↓
②仮審査(事前審査)
 ↓ ・・・当日~1、2週間くらいかかる
③不動産売買契約の締結
 ↓
④本審査
 ↓・・・1~3週間くらいかかる
⑤住宅ローン契約(金銭貸借契約)の締結
 ↓
⑥融資実行

 

審査期間は各金融機関や繁忙期などにより異なりますが、一般的に審査の申し込みから融資実行まで「2週間~1ヶ月くらい」かかると言われています。

もし審査に落ちた場合は、もう一度金融機関を探して仮審査からやり直さなければならないため、かなりの時間を無駄にしてしまいます。

また、審査の基準は金融機関によって異なるため、「A銀行では審査に落ちたものの、B銀行では審査に通った」というケースも考えられます。

従って、ひとつの金融機関だけに仮審査を申し込むよりも、同時に複数の金融機関で仮審査を申し込む方が、審査に落ちた場合のやり直し時間を短縮することができるのです。

複数の仮審査で気を付けるべきポイントとは

複数の金融機関に仮審査を申し込む場合、いくつか気を付けるべきポイントがあります。

仮審査のための書類は金融機関ごとに用意が必要

住宅ローンの仮審査を金融機関に申し込むためには、一般的に下記の書類が必要です。

住宅ローンの種類や新築・中古などにより必要となる書類が異なりますので、各金融機関に必ず確認しましょう。

 

項目 必要書類
仮審査の申込書 審査を申し込む金融機関の所定の申込書
本人確認のための書類 運転免許証と健康保険証またはパスポート
収入証明のための書類 給与所得者の場合:直近の源泉徴収票
個人事業主の場合:直近3年分の確定申告書控え
法人代表者の場合:直近3期分の法人決算報告書も必要
物件を確認する資料 購入予定物件のチラシやパンフレット、間取り図など
他の借入がある場合 借入の償還予定表や残高証明書

 

複数の金融機関に仮審査を申し込む場合、各金融機関にそれぞれ必要な書類を用意し、提出しなければなりません。

また、複数同時ではなく順番に仮審査を申し込む場合でも、一度金融機関に提出した書類は返却されませんので、窓口で申し込む場合は、申し込みたい金融機関分の書類を用意しなければなりません。

なお、最近ではインターネットから必要書類をアップロードして仮審査を申し込める金融機関や、仮審査では書類が不要といった金融機関もあり、以前よりも仮審査の手続きが手軽になってきています。

さらに、必要情報を1回入力するだけで、インターネットから一度に複数の金融機関に無料で仮審査を申し込める「一括審査」といったサービスもあります。

一括審査サービスに対応している金融機関しか利用できませんが、仮審査にかかる手間をなるべく省略したい方にはとてもおすすめです。

ただし、一括審査のために入力する情報は多岐にわたるため、仮審査に必要な資料を手元にしっかり準備してから入力するようにしましょう。

なお、一括審査は下記のサービスが便利です。

住宅ローン一括審査はこちら

審査対策ができなくならないように注意

一つの金融機関に仮審査を申し込んで落ちてしまった場合、別の金融機関に審査を申し込む前に、自分自身でなぜ落ちてしまったのかを考えて、対策をとることができます。

例えば、

  • 他の借入れを清算する
  • キャッシング枠のあるクレジットカードを解約する
  • 頭金を増やして借入額を見直す
  • 返済期間を見直す

などの対策をとることで、別の金融機関の審査では通過できる場合があります。

しかしながら、例えば一括審査を利用して一度に6つの金融機関に仮審査を依頼した場合、上記のような対策をとることはできないため、最悪の場合6つの金融機関全てで審査落ちしてしまうといったことも考えられます。

また、金融機関が仮審査の際に個人信用情報を閲覧した履歴は6カ月間残る(審査結果は残りません)ため、あまりに多くの閲覧履歴が残っていると、「他でたくさん審査落ちしている人なのでは?」と疑われて審査上マイナスに働く可能性もあります。

仮審査をしてみて見直すべきところが分かることもありますので、最初から一度に多くの金融機関に仮審査を申し込むことは避けましょう。

まずは1つか2つの金融機関に仮審査を申し込み、仮審査の結果を見てから次の金融機関に申し込むことがおすすめです。

審査の有効期限に注意

仮審査の結果には、各金融機関で有効期限(60日、90日、180日が多い)が定められており、期限が切れると審査結果が無効となります。

従って、複数の仮審査結果を比較検討する場合は、うっかり有効期限が切れてしまわないように注意が必要です。

なお、複数の仮審査結果を比較検討して気に入った金融機関が見つかった場合は、それ以外の金融機関にきちんとキャンセルの連絡をするようにしましょう。

気に入った金融機関には、引き続き本審査の申請をすることとなります。

まとめ

今回は、住宅ローンの借審査は複数申し込んでも大丈夫なのかということと、申し込むにあたり気を付けるポイントについて説明しました。 

住宅ローンの仮審査は複数申し込んでも大丈夫です。複数申し込むことにで、

  • 住宅ローンの条件を具体的に比較できる
  • 審査のやり直し時間を短縮できる

といったメリットがあります。

複数の金融機関に仮審査を申し込む場合、いくつか気を付けるべきポイントとしては、

  • 仮審査のための書類は金融機関ごとに用意が必要
  • 審査対策ができなくならないように注意する
  • 審査の有効期限に注意する

といったことがあります。

最近ではインターネット仮審査を申し込める金融機関もあり、以前よりも仮審査の手続きが手軽になってきています。

さらに、1回情報を入力するだけで、インターネットから一度に複数の金融機関に無料で仮審査を申し込める「一括審査」といったサービスもあります。

複数の仮審査結果を比較検討する際は、審査対策ができるよう、最初から一度に多くの金融機関に仮審査を申し込むことは避けるようにしましょう。

そして気に入った金融機関が見つかった場合は、それ以外の金融機関にきちんとキャンセルの連絡をしておきましょう。

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