年収300万円で組める住宅ローンの計算このページはWEB広告を利用しています

こんにちは、管理人のサトウです。

住宅を購入する際、多くの人が住宅ローンを組みますが、住宅ローンの年収制限はどのくらいあるのでしょうか?

特に、年収300万円以下では住宅ローンを組めないと言われることもありますが、実際はどうなのでしょうか?

今回は、年収300万円でも住宅ローンは組めるのか、また、審査落ちしないために何をすべきなのかについて詳しく解説します。

年収300万円でも住宅ローンは組める?

住宅ローン審査において「年収」は重要な要素の一つですが、年収300万円の場合、住宅ローンは組めるのでしょうか。

住宅ローン利用条件に年収制限はある?

多くの金融機関では、住宅ローンの利用条件として年収の制限はありません。

年収の制限がある新生銀行や楽天銀行では、具体的には下記のような利用条件があります。

 

銀行名 利用条件(年収に関する条件のみホームページより抜粋)
新生銀行 ・連続した就業2年以上、かつ前年度の税込年収が300万円以上の正社員または契約社員であること。

・自営業の方については、業歴2年以上、かつ2年平均300万円以上の所得(経費控除後の金額)を有すること。

(引用元:新生銀行ホームページ「住宅ローン:お申込みいただける方」)

楽天銀行 ・前年の年収(自営業のかたは申告所得)が、お申込人と連帯債務者合算で400万円以上であるかた。なお、お申込人と連帯債務者の関係は配偶者のみのお取扱いとなります。

(引用元:楽天銀行ホームページ「住宅ローン(金利選択型)商品詳細説明書」)

 

従って、年収300万円でも一部の金融機関を除けば住宅ローンを組むことは可能であると言えます。

年収300万円における住宅ローンの限度額は?

それでは年収300万円の場合、いくらまで住宅ローンを組むことができるのでしょうか?

住宅ローンの限度額は金利により変わりますが、一例として、「フラット35」年1.350%の金利で借りた場合をシミュレーションしてみます。

住宅ローンの借入額を算出するにあたっては、「返済負担率」(年収に占める全ての年間返済額の割合)が重要です。

フラット35では年収400万円以下の場合、“返済負担率は30%以下であること”という利用条件があるため、返済負担率30%、25%、20%における借入可能額を算出してみましょう。

 

【シミュレーション条件】

  • 年収:300万円
  • 融資金利:1.35%固定
  • 返済期間:35年
  • 返済方法:元利均等返済
  • その他:ボーナス返済なし、その他の借入なし

 

返済負担率 毎月返済額(※1) 借入可能額(※2)
30% 7万5,000円 2,509万円
25% 6万2,500円 2,091万円
20% 5万円 1,672万円

(※1)「毎月返済額=年収×返済負担率÷12カ月」で算出

 

シミュレーションの結果、年収300万円におけるフラット35の住宅ローン限度額(返済負担率が30%の借入可能額)は「約2,500万円」ということになりました。

ただし、35年間という長期間の住宅ローンでは、ライフプランに応じて収支が変わることもあります。例えば、結婚・出産・育児・進学の費用や、転職・退職といったケースで、大きく収支が変わる可能性があります。

このようなケースでも無理なく返済を継続できるよう、一般的には“返済負担率は25%以下が理想”とされていますので、年収300万円の借入額は「約2000万円」を目安にしておく方が良いでしょう。

年収300万円でローン審査落ちしないためには?

年収300万円でも住宅ローンは組めることを前項で解説してきましたが、やはり年収が低いことはローン審査で不利に扱われる可能性があります。

従って、審査落ちしないよう、しっかりとポイントを押さえて準備しておく必要がありますので、そのポイントについて解説していきます。

  1. 住宅ローン以外の借入れはできるだけ残さない
  2. 頭金を準備する
  3. 収入合算を活用する
  4. 必要書類は予め複数用意しておく
  5. フラット35を利用する

【1】住宅ローン以外の借入れはできるだけ残さない

住宅ローンの返済負担率を計算する際には、住宅ローン以外の借入れ(マイカーローンやカードローンなど)も含めて計算します。

マイカーローンは住宅ローンと比べて金利がかなり高く、3年や5年といった短い期間で返済することが一般的であるため、月々の返済額が数万円になることもあります。

また、カードローンの場合、借入残高が0円になっていたとしても、キャッシング枠付きクレジットカードを持っているだけで“キャッシングできる状態=借りているのと同じこと”とみなされてしまいます。

こうした住宅ローン以外の借入れがあると審査に落ちる可能性が高くなってしまうため、できるだけ他の借入れは残さないようにし、不要なクレジットカードは全て解約しておきましょう。

【2】頭金を準備する

頭金を準備できれば、その分だけ借入額を減らすことができます。

購入したい物件の価格が住宅ローン限度額を超えている場合は審査に落ちやすくなってしまうため、限度額を超えないように頭金を増やすとよいでしょう。

住宅ローンを貸しだす金融機関にとっても、頭金が少しでも多い方が、担保による保全が高くなりますので、住宅ローン審査で有利に働きます。

また、住宅ローンの種類によっては、頭金を増やすことにより住宅ローン金利の優遇を受けられるものもあります。

例えばフラット35では、頭金を1割以上用意すれば優遇金利が適用されますので、1割以上の頭金を目安とするのがよいと言われています。

【3】収入合算を活用する

多くの金融機関では「収入合算」というサービスを行っています。

これは、申し込み者本人以外の配偶者や親などの収入を合算することをいいます。

例えば年収300万円の夫と年収200万円の妻が収入合算することで、世帯年収500万円として住宅ローン審査を受けることができるため、より審査に有利となります。

ただし、収入合算をどこまで認めるかは金融機関によって差があり、パート収入は合算不可とする金融機関もあります。

収入合算も想定している場合は、なるべく広い範囲で収入合算を認めてくれる金融機関を選ぶようにしましょう。

【4】必要書類は予め複数用意しておく

住宅ローンの審査基準は未公開なものもあるため、どんなに事前準備をしていても、実際に審査をしてみなければ結果はどうなるか分かりません。

特に年収300万円の場合、購入したい物件の価格によってはギリギリの審査になることも考えられます。

審査に落ちてしまった場合、速やかに次の金融機関に審査を申し込めるよう、必要書類は予め複数用意しておくようにしましょう。

フラット35を利用する

フラット35はほかの住宅ローンに比べて審査が通りやすい傾向にあります。これは、いくつも理由があるのですが、大きなもので言うと、銀行がリスクを負わないで良いということがあります。(国の機関である住宅金融支援機構がローン債権を買い取り投資家へ販売している。)

そのため、ほかの金融機関でローン審査に通らなかった人でも、フラット35であれば通ることが多くなっています。

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ARUHI金利

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なお、住宅ローン申し込みの際の気を付けるポイントについては、別記事にて詳細を記載していますので、一読してみて下さい。

まとめ

今回は、年収300万円でも住宅ローンは組めるのか、また、審査落ちしないために何をすべきなのかについて説明しました。

一部の金融機関(新生銀行や楽天銀行など)を除けば、多くの金融機関で住宅ローンの利用条件として年収の制限はありません。従って、年収300万円でも住宅ローンを組むことは可能です。

年収300万円における住宅ローンの借入額としては、返済負担率25%の「約2000万円」を目安にしておくと良いでしょう。

 

また、年収300万円でローン審査落ちしないためのポイントとしては、

  • 住宅ローン以外の借入れは残さない(不要なクレジットカードは全て解約)
  • 頭金を用意し、限度額を超えないようにする
  • 収入合算を活用して世帯年収を多くする
  • 必要な書類は複数用意して審査のやり直しに備える

といったことがあります。

 

住宅ローンの審査基準は未公開なものもあるため、どんなに事前準備をしていても、実際に審査をしてみなければ結果はどうなるか分かりません。

審査落ちしないよう、しっかりとポイントを押さえて準備しましょう。

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