JAバンク住宅ローン01


JAバンクの新型コロナウイルス対応情報JAバンク住宅ローンの新型コロナウイルス対応状況については、下記リンクをご参照ください。住宅ローンの返済に関する条件の相談などを行うことができます。

収入減少や勤務先の破綻に伴う返済金の減額、返済期間の延長、金利の一時的な引き下げなど、状況に応じて対応してくれます。
>>JAバンクの新型コロナウイルス対応情報はこちら

このページでは、JAバンクの住宅ローン住宅ローンの金利、審査、保証料、そして口コミ評判、メリット・デメリットについてまとめてあります。

JAバンクは、農業協同組合(JA)及び信用農業協同組合連合会、農林中央金庫で構成し、貯金、買付などを行う金融事業の総称です。

47都道府県全てにJAバンクの店舗があります。

JAバンクの住宅ローンを検討中の方は参考にして下さい。

JAバンクの住宅ローンの種類

JAバンク住宅ローン02

JAバンクでは、利用者のライフスタイル、ライフステージに見合った様々な住宅ローンや保障(保険)を提供しています。

 

  • 基本となる住宅ローン
  • 万が一に備えた保障
  • 様々なニーズに対応した住宅ローンの種類
  • 住宅金融支援機構の住宅ローン(フラット35)

基本となる住宅ローン

JAバンクのメインの住宅ローンは、基本を備えた「JA住宅ローン」です。

主な金利の種類は下記の通りです。

 

  • 変動金利型
  • ⇒金利は半年ごとに見直し

  • 固定金利型
  • ⇒固定3年、固定5年、固定10年の3種類が一般的で、固定金利指定期間中は、金利及び返済額が一定

万が一に備えた保障

万が一に備えた保障は、以下の8種類です。

 

  • 団体信用生命共済(団信)
  • 住宅ローン返済中に、万が一のこと(死亡・所定の高度障害状態)があった場合、保険により住宅ローン残高が全額返済されます。

  • がん保障特約付団体信用生命保険
  • 通常の団信の保障内容に加え、余命6カ月以内と判断された場合、さらにはがんと診断確定された場合、保険により住宅ローン残高が全額返済されます。

  • 三大疾病保障特約付団体信用生命共済
  • 通常の団信の保障内容に加え、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)により所定の支払事由に該当された場合、保険により住宅ローン残高が全額返済されます。

  • 9大疾病補償保険付団体信用生命共済
  • 通常の団信の保障内容に加え、9大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、高血圧症、糖尿病、慢性膵炎、肝硬変、慢性腎不全、ウイルス肝炎)により所定の支払事由に該当された場合、保険により住宅ローン残高が全額返済されます。

  • 夫婦連生 団体信用生命共済
  • 夫婦で一緒に住宅ローンを利用(主債務者と従債務者)する際、夫婦どちらかが死亡または所定の高度障害状態になった場合、住宅ローン残高が全額返済されます。

  • 夫婦連生 がん保障特約付団体信用生命保険
  • がん保障特約付団体信用生命保険の夫婦連生版

  • 夫婦連生 三大疾病保障特約付団体信用生命共済
  • 三大疾病保障特約付団体信用生命共済の夫婦連生版

  • ワイド団体信用生命保険
  • 健康上の理由(糖尿病、肝機能障害、高血圧症など)で通常の団体信用生命保険に加入できないケースにおいて、加入条件を緩和した団信で、ワイド団信用の所定の事前審査があります。※リビング・ニーズ特約が付帯します。

様々なニーズに対応した住宅ローン

JAバンクでは、様々なニーズに対応した住宅ローンがあります。

 

  • 住宅ローン 借換応援型
  •  ⇒借り換え用の住宅ローン(最大1億円、最長40年)

  • おまとめ 住宅ローン
  •  ⇒住宅関連に加え、住宅関連以外の資金をまとめて利用可能な住宅ローン(最大1億円、最長40年)

  • 住宅ローン(無担保)
  •  ⇒担保不要の住宅ローン(最大500万円、最長10年)

  • 借換住宅ローン(無担保)
  •  ⇒担保不要の借り換え用の住宅ローン(最大2,000万、最長20年)

  • リフォームローン(無担保)
  •  ⇒各種リフォーム、中古物件購入+リフォームなどに利用可能なローン(最大1,500万円、最長15年)

  • リバースモーゲージローン
  •  ⇒持ち家を担保にするリバースモーゲージ型のローン(最大1億円、終身)

 

 

これら住宅ローンの詳細については、JAバンク公式サイトの「住宅ローン」にて確認できます。

またJAバンクによって取り扱っているローンが異なりますので、都道府県のJAバンク公式サイト「各都道府県のJAバンクサイト」を参考にして下さい。

住宅金融支援機構の住宅ローン(フラット35)

「フラット35」は、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する全期間固定金利(最長35年)です。通常の固定金利よりも長期的に安定した返済計画を立てやすいのが特長ですが、購入する住宅の技術基準を満たす必要があり、投資用の住宅購入には利用できないといった規定があります。

JAバンクによってフラット35を扱っていない場合がありますので、都道府県のJAバンク公式サイト「各都道府県のJAバンクサイト」にて確認して下さい。

 

なお、当サイトで人気の高いフラット35は、ARUHIのフラット35です。
金利が安く、審査が速いのが特徴です。

ARUHIの公式ページはこちら

JAバンクの住宅ローンの金利

JAバンク住宅ローン03

JAバンクの住宅ローンの金利は、「変動金利」、「固定金利」、「フラット35」の3種類です。

固定金利の数は3つ(3年、5年、10年)で、他銀行と比べると選択肢は少ないです。

 

「変動金利」は、金利が景気によって変動するため、場合によっては固定金利よりもはるかに低い金利となることがあることが魅力です。金利上昇の影響を受けても返済出来る見通しがあり、返済期間が短いもしくは借入額が少ない方に向いています。

一方、「固定金利」や「フラット35」は、金利が固定されることにより、返済計画が立てやすく、金利上昇のリスクを負わないので、決まった返済計画を立てたい方に向いています。

変動金利と固定金利には、一長一短があります。それぞれの特徴及びメリット・デメリットについて簡単にまとめましたので、参考にして下さい。

固定金利 変動金利
特徴
  • 借入時から返済終了まで金利が一定
  • 利息を含めた総返済額は、契約時に確定
  • 変動金利と比較し、金利は高めのケースが多い
  • 金利は、半年ごとに見直し
  • 金利の変動に伴い、返済額も変更
  • 固定特約付変動金利に変更可能
メリット
  • 返済終了まで返済額が固定されているため、返済プランが立てやすい
  • 市場の金利上昇の影響を受けない
  • 固定金利と比較し、低金利のケースが多い
  • 低金利となった場合、返済額が減少
デメリット
  • 変動金利と比較し、金利が高いケースが多いため、総返済額が高くなる傾向
  • 低金利の局面でも契約時の金利にて返済
  • 金利変動により総返済額が不明確であり、返済プランが立てにくい
  • 金利が上昇すると、総返済額が増加

住宅ローンの金利

JAバンクの住宅ローン基準金利は、各JAバンクによって異なります。

また、借入内容や審査結果により、基準金利から優遇された金利が適用されます。

 

参考までに、一部のJAバンクの金利一例は下記の通りです。

 

【愛知県信用農業協同組合連合会の金利一覧】(2024/10/08更新)
住宅ローン商品名 区分 変動金利型(%) 固定金利期間選択型・固定金利型(%)
03年 05年 10年 15年 20年 25年 30年 35年
店頭金利 標準 2.625 3.460 3.920 3.730 - - - - -
軽減金利 優遇 0.450 - - 1.250 - - - - -
(金利情報引用元:一般財団法人 住宅金融普及協会)

 

【佐賀県信用農業協同組合連合会の金利一覧】(2024/10/08更新)
住宅ローン商品名 区分 変動金利型(%) 固定金利期間選択型・固定金利型(%)
03年 05年 10年 15年 20年 25年 30年 35年
JA住宅ローン(店頭基準金利) 標準 2.725 3.050 3.150 3.550 - - - - -
JA住宅ローン(軽減金利) 優遇 0.650 1.100 1.150 1.450 - - - - -
(金利情報引用元:一般財団法人 住宅金融普及協会)

 

【大分県信用農業協同組合連合会の金利一覧】(2024/10/08更新)
住宅ローン商品名 区分 変動金利型(%) 固定金利期間選択型・固定金利型(%)
03年 05年 10年 15年 20年 25年 30年 35年
JA住宅ローン(店頭標準金利) 標準 2.475 2.800 2.950 3.050 - - - - -
JA住宅ローン(最大引下げ金利) 優遇 0.800 0.950 1.000 1.100 - - - - -
(金利情報引用元:一般財団法人 住宅金融普及協会)

 

金利は毎月見直され、最新金利については各JAバンク公式サイトの「JAネットローン 住宅ローン」にて、郵便番号を入力することにより最寄りのJAバンクの金利が確認できます。

フラット35の金利

融資率(借入割合)が9割以下で利用するケースが一般的ですが、頭金などの自己資金を準備することが難しい場合には、9割超で利用することも可能です。ただし金利が高くなってしまうので注意が必要です。

フラット35の金利は下記表のとおりです。

 

■手数料:定額型
【愛知県信用農業協同組合連合会と他行のフラット金利比較表】
銀行名
(更新日)
固定金利型(%)
15年 20年 25年 30年 35年
愛知県信用農業協同組合連合会(2024/10/08) 1.35
フラット20S
JAバンクあいちフラット35
手数料:55,000円
1.35
フラット20S
JAバンクあいちフラット35
手数料:55,000円
1.74
フラット35S
JAバンクあいちフラット35
手数料:55,000円
1.74
フラット35S
JAバンクあいちフラット35
手数料:55,000円
1.74
フラット35S
JAバンクあいちフラット35
手数料:55,000円
愛媛県信用農業協同組合連合会(2024/10/08) 1.5
フラット20S
JAバンクえひめフラット35
手数料:55,000円
1.5
フラット20S
JAバンクえひめフラット35
手数料:55,000円
1.89
フラット35S
JAバンクえひめフラット35
手数料:55,000円
1.89
フラット35S
JAバンクえひめフラット35
手数料:55,000円
1.89
フラット35S
JAバンクえひめフラット35
手数料:55,000円
鹿児島県信用農業協同組合連合会(2024/10/08) 1.45
フラット20S
JAフラット35
手数料:33,000円
1.45
フラット20S
JAフラット35
手数料:33,000円
1.84
フラット35S
JAフラット35
手数料:33,000円
1.84
フラット35S
JAフラット35
手数料:33,000円
1.84
フラット35S
JAフラット35
手数料:33,000円
(金利情報引用元:住宅金融支援機構) ※フラット35S/20Sは11年目以降の金利が+0.25%となります。

 

■手数料:定率型
【兵庫県信用農業協同組合連合会と他行のフラット金利比較表】
銀行名
(更新日)
固定金利型(%)
15年 20年 25年 30年 35年
兵庫県信用農業協同組合連合会(2024/10/08) 1.18
フラット20S
JAバンク兵庫フラット35(Aタイプ)
手数料:融資額×2.2%
1.18
フラット20S
JAバンク兵庫フラット35(Aタイプ)
手数料:融資額×2.2%
1.57
フラット35S
JAバンク兵庫フラット35(Aタイプ)
手数料:融資額×2.2%
1.57
フラット35S
JAバンク兵庫フラット35(Aタイプ)
手数料:融資額×2.2%
1.57
フラット35S
JAバンク兵庫フラット35(Aタイプ)
手数料:融資額×2.2%
広島県信用農業協同組合連合会(2024/10/08) 1.18
フラット20S
広島県JAフラット35
手数料:融資額×2.2%
1.18
フラット20S
広島県JAフラット35
手数料:融資額×2.2%
1.57
フラット35S
広島県JAフラット35
手数料:融資額×2.2%
1.57
フラット35S
広島県JAフラット35
手数料:融資額×2.2%
1.57
フラット35S
広島県JAフラット35
手数料:融資額×2.2%
福岡県信用農業協同組合連合会(2024/10/08) 1.18
フラット20S
JAフラット35
手数料:融資額×1.52%
1.18
フラット20S
JAフラット35
手数料:融資額×1.52%
1.57
フラット35S
JAフラット35
手数料:融資額×1.52%
1.57
フラット35S
JAフラット35
手数料:融資額×1.52%
1.57
フラット35S
JAフラット35
手数料:融資額×1.52%
佐賀県信用農業協同組合連合会(2024/10/08) 1.18
フラット20S
佐賀県JAフラット35
手数料:融資額×1.58%
1.18
フラット20S
佐賀県JAフラット35
手数料:融資額×1.58%
1.57
フラット35S
佐賀県JAフラット35
手数料:融資額×1.58%
1.57
フラット35S
佐賀県JAフラット35
手数料:融資額×1.58%
1.57
フラット35S
佐賀県JAフラット35
手数料:融資額×1.58%
大分県信用農業協同組合連合会(2024/10/08) 1.18
フラット20S
JA大分フラット35
手数料:融資額×1.5%
1.18
フラット20S
JA大分フラット35
手数料:融資額×1.5%
1.57
フラット35S
JA大分フラット35
手数料:融資額×1.5%
1.57
フラット35S
JA大分フラット35
手数料:融資額×1.5%
1.57
フラット35S
JA大分フラット35
手数料:融資額×1.5%
(金利情報引用元:住宅金融支援機構) ※フラット35S/20Sは11年目以降の金利が+0.25%となります。

 

金利は毎月見直されます。

フラット35の金利詳細については、住宅金融支援機構公式サイトの「フラット35」にて確認できます。

住宅ローンシミュレーション

住宅ローンを利用する際、自身の年収から、いくらくらいの住宅ローンが組めるのか、毎月の返済額はどのくらいになるのかが気になるポイントだと思います。

店頭で返済シミュレーションをしてもらうことも可能ですが、多くの金融機関では、住宅ローンの返済シミュレーションを提供しています。

 

JAバンクでは、公式サイトの「住宅ローン返済シミュレーション」にて試算することができます。

 

また、東京都にて住宅ローンを扱っている金融機関の「金利比較ランキング」について、別記事にて詳細をまとめていますので、金融機関を選択する参考にして下さい。

JAバンクの住宅ローンのメリットとデメリット

JAバンク住宅ローン04

JAバンクの住宅ローンのメリット、デメリットについてまとめました。

5つのメリット

JAバンクの住宅ローンのメリットとしては以下の5つが挙げられます。

  1. 電子契約サービスの利用が可能
  2. 一部繰上返済手数料が無料
  3. 疾病保障の種類が豊富
  4. 充実した相談体制
  5. 団体会員以外でも利用可

メリット1:電子契約サービスの利用が可能

一般的には、住宅ローン契約の際、複数の紙の書類に署名及び捺印が必要です。

一部のJAバンクでは、従来の紙の契約書への署名及び捺印に代わり、PDFファイルなどに電子署名を行う「電子契約サービス」を提供しています。

電子署名により、書面契約書への署名及び捺印といった手続き負担が軽減されることにより契約時間が短縮され、さらに収入印紙代も不要となります。

 

ただし、電子契約の場合、「電子契約手数料」がかかりますが、書面契約時に必要な収入印紙代の差額分、費用負担軽減となります。

借入額 書面契約時の収入印紙代 電子契約手数料
100万円超500万円以下
2,000円
各JAバンクによる
500万円超1,000万円以下
10,000円
1,000万円超5,000万円以下
20,000円
5,000万円超1億円以下
60,000円

詳しくは、公式サイトの「各都道府県のJAバンクサイト」にて確認できます。

メリット2:一部繰上返済手数料が無料

住宅ローン返済中に余力が出来た場合、「繰り上げ返済」をすることによって、総返済額を減らす効果が期待できます。

しかし、金融機関側の立場からすると、繰り上げ返済をされることによって、得られる利息収入が減ることになってしまうので、繰り上げ返済の手続きの際、手数料をとるケースが一般的です。

手数料は金融機関によってことなりますが、数千円~数万円かかります。

インターネットバンキングサービスを提供している金融機関では、ネットで一部繰上返済手続きができ、しかも手数料を無料としているケースが多いです。

 

JAバンクでは、JAネットバンクにて一部繰上返済の手続きが可能で、手数料は無料です。(※)

※ネットバンクに対応していないJAバンクもあります。

 

下記住宅ローン関連の手数料は一例です。

JAバンクによって条件や手数料は異なりますので、利用検討しているJAバンクに確認することをおススメします。

手続き 手数料(税込)
窓口
ネットバンキング
一部繰上返済
5,500円
無料
全額繰上返済
100万円未満
無料
手続き不可
100万円以上
33,000円
固定金利選択型の再選択時
11,000円
手続き不可

詳しくは、JAバンク公式サイト「各都道府県のJAバンクサイト」にて確認できます。

メリット3:疾病保障の種類が豊富

住宅ローンの利用する際、万が一の備えとして疾病保障に加入するケースは少なくなりません。

JAバンクでは、一般団信以外にも7つの保険がラインナップされていますので、ライフプランに合わせて加入できます。

 

  • がん保障特約付団体信用生命保険
  • 三大疾病保障特約付団体信用生命共済
  • 9大疾病補償保険付団体信用生命共済
  • 夫婦連生 団体信用生命共済
  • 夫婦連生 がん保障特約付団体信用生命保険
  • 夫婦連生 三大疾病保障特約付団体信用生命共済
  • ワイド団体信用生命保険

 

詳しくは、公式サイトの「もしもに備えた保障付き住宅ローン」にて確認できます。

メリット4:充実した相談体制

住宅ローンをはじめ各種保険などの相談は窓口でも対応していますが、JAバンクではローン相談会を実施しています。

 

詳しくは、公式サイトの「ローン相談会 開催都道府県一覧」にて確認できます。

メリット5:団体会員以外でも利用可

JAバンク」は、JAバンク会員(JA、信連、農林中金)で構成され、はたらくなかまがお互いを助け合うために資金を出し合ってつくった、協同組織の金融機関です。

そのため、基本的にはJAバンクを利用できる方は、JA組合員(正規会員)に限られています。

 

ただし、所定の出資金を払い、准組合員になることで利用可能です。

注意点としてはJAバンクによってはJA組合員(正規会員)と準組合員と比較し、以下のような違いがある場合もあります。

 

■違い

  • 金利優遇
  • 住宅ローン関連手数料

 

詳しくは、JAバンク公式サイト「各都道府県のJAバンクサイト」にて確認できます。

2つのデメリット

JAバンクの住宅ローンのデメリットとしては以下の2つが挙げられます。

  1. 疾病保障が無料ではない
  2. 保証料が必要

デメリット1:疾病保障が無料ではない

みずほ銀行では、万が一への備えとして、以下の疾病保障があります。

ネット銀行では、疾病保障を無料としている銀行も多いですが、JAバンクの場合、無料ではありません。

保障 住宅ローン残高が0円になる条件 保険料
(適用金利に上乗)
団体信用生命保険
死亡もしくは所定の高度障害状態に該当した場合
無料
がん保障特約付団体信用生命保険
通常の団信の保障内容に加え、余命6カ月以内と判断された場合、さらにはがんと診断確定された場合
窓口確認
三大疾病保障特約付団体信用生命共済
通常の団信の保障内容に加え、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)により所定の支払事由に該当された場合
年0.10%
9大疾病補償保険付団体信用生命共済
通常の団信の保障内容に加え、9大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、高血圧症、糖尿病、慢性膵炎、肝硬変、慢性腎不全、ウイルス肝炎)により所定の支払事由に該当された場合
年0.30%
夫婦連生 団体信用生命共済
夫婦どちらかが死亡または所定の高度障害状態になった場合
年0.15%
夫婦連生 がん保障特約付団体信用生命保険
夫婦どちらかが、がん保障団信の所定の支払事由に該当された場合
窓口確認
夫婦連生 三大疾病保障特約付団体信用生命共済
夫婦どちらかが、三大疾病団信の所定の支払事由に該当された場合
年0.25%
ワイド団体信用生命保険
死亡もしくは所定の高度障害状態に該当した場合、余命6カ月以内と判断された場合
窓口確認

詳しくは、公式サイトの「もしもに備えた保障付き住宅ローン」にて確認できます。

デメリット2:保証料が必要

「事務取扱手数料」は、住宅ローンを利用する際の手数料で、一般的には『定率型』と『定額型』の2種類があり、ネット銀行の多くは定率型で、一般の銀行は定額型かどちらかを選択することが可能です。

JAバンクの手数料は下記表の通りです。

種類 手数料
定額型
各JAバンクによる
定率型

 

住宅ローンの「保証料」とは、銀行が融資したお金をきちんと回収するための保険です。

住宅ローンを貸した人(借用人)がなんらかの理由によって、住宅ローンの返済が出来なくなったとき、借用人に代わり保証会社が住宅ローンを肩代わりし、銀行に返済してもらうための掛け金です。

そのため、保証料は銀行ではなく、保証会社に支払うことになります。銀行によって保証料の設定は異なりますが、一般的には借入額の数%程度となります。

JAバンクが設定している保証料は、一括で支払う「一括前払」と融資金利に上乗せして支払う「分割後払」の2種類があり、借入金額の条件や審査結果により変動(0.1~0.4%)します。

借入額1,000万円の場合の保証料一例は、下記表の通りです。

支払方法 保証料(1,000万円)
10年
20年
30年
40年
50年
一括前払
0.2%
81,933円
145,128円
189,296円
213,479円
230,196円
分割後払
融資金利に0.1~0.4%上乗せ

 

各銀行における事務手数料と保証料がどの程度なのかを比較するため、下記表にまとめました。

銀行 融資事務手数料 保証料
楽天銀行
330,000円
0円
住信SBIネット銀行
借入金額 x 2.20%
0円
PayPay銀行
借入金額 x 2.20%
0円
ソニー銀行
定率型
借入金額 x 2.20%
0円
定額型
44,000円
ARUHI(アルヒ)
借入金額 x 2.20%
0円
イオン銀行
定率型
借入金額 x 2.20%
0円
定額型
110,000円
0円
三菱UFJ銀行
借入金額 x 2.20%
0円
一括前払
各JAバンクによる
上記表
分割後払

ネット銀行では保証料を無料とし、融資事務手数料として借入金額の2.2%としている銀行が多く、借入金額が1,000万円の場合の手数料は、22万円です。

 

JAバンクでは、借入額:1,000万円、借入期間:10~50年での保証料(一括前払:0.2%時)一例は、81,933円~230,196円、融資事務手数料が55,000円の場合、諸費用の合計は、136,933円~285,196円となります。

ネット銀行と諸費用を比較した差額は、-83,067円~+65,196円となる計算です。

借入金額1,000万円の場合は、保証料が165,000円以下であれば、ネット銀行よりも諸費用が安くなります。

ネット銀行では融資手数料は必要ですが保証料は無料であり、総合的に安く設定されているため、この点はデメリットと言えます。

住宅ローンの審査にて保証料が提示されますので、合計金額が、借入金額の2.2%以下なのかどうかで、保証料が安いのか高いのかを確認してみることをおすすめします。

 

 

また、東京都にて住宅ローンを扱っている金融機関の「金利比較ランキング」について、別記事にて詳細をまとめていますので、金融機関を選択する参考にして下さい。

JAバンクの審査はどうなの?

JAバンク住宅ローン05

住宅ローンの審査は、一般的に事前(仮)審査本審査の2段階となっています。

事前審査では、以下の内容について金融機関が重点的にチェックします。

  • 本人の収入状況に関するもの
  •  ⇒年齢、年収、雇用形態、勤続年数など

  • 借入金額に関するもの
  •  ⇒借入金額(融資可能額)、返済負担率など

  • 信用情報に関するもの
  •  ⇒他の債務状況や返済履歴など

 

本審査では、上記以外に、「健康状態」や「担保評価」なども細かくチェックされ、融資可能かどうかの判断が行われることになります。

事前(仮)審査及び本審査及びは、住宅ローン専門窓口だけでなく、インターネット上でも申請可能な金融機関が増えていますが、JAバンクの場合、事前(仮)審査はインターネットから行うことが可能です。

 

事前審査や申し込みについては、公式サイトの「JAネットローン 住宅ローン」「各都道府県のJAバンクサイト」にて確認して下さい。

JAバンクの住宅ローンを利用できる条件

JAバンクの住宅ローンを利用できる条件は以下の通りです。

項目 条件
一般
疾病
借入期間
50年以内
借入金額
1億円以内
年齢(※)
満18歳以上満66歳以下で、完済時満80歳未満
満18歳以上満51歳未満で、完済時満80歳未満
職業(雇用形態)
継続して安定した収入がある方
年収
JAバンクによる(150万円以上など)
勤続年数
JAバンクによる(1年以上)
健康状態
団体信用生命保険に加入が認められること
その他
JAバンク所定の融資条件を満たすこと

※疾病団信の種類によって加入年齢や完済時年齢が異なります。

 

ネット銀行の場合、「年収400万円以上かつ勤続2年以上」といった条件がありますが、JAバンクの住宅ローンは「年収JAバンクによる」、「勤続年数JAバンクによる」です。

職種についても特にきまりはありませんが、「継続して安定した収入がある方」となっていますので、アルバイトやパートなどの場合、年収などの条件を満たしていても、事前(仮)審査が通らないか、通ったとしても保証金が高く設定されてしまう可能性が高いので注意が必要です。

審査に落ちた理由と対策について

住宅ローンの審査を申し込み、残念ながら審査に落ちてしまうこともあります。

なぜ落ちてしまったのか、金融機関が教えてくれることはありません。住宅ローンの審査は総合的に評価されるため、『一つの理由だけではなく、複数の理由で審査から落ちてしまった』と考える必要があります。

審査にて落ちる可能性のある理由

審査で落ちてしまう理由は、金融機関によっても異なりますし、どの項目でNGとなってしまったのかは定かではありません。

ただし、審査に落ちる理由として、他の金融機関と同様に、下記のような一般的な項目がJAバンクでも当てはまっている可能性が高いです。

  • 勤続年数が少ない
  • 収入が安定していない
  • 健康状態が良くない
  • 住宅ローン以外の借入が多数ある、もしくは返済事故を起こしたことがある

審査に落ちたときの対策はどうする?

住宅ローンの審査は、決められた審査基準を元に行われます。そのため、申込者が何も改善せず、再度申し込んだとしても審査に通ることはまずありません。

上記の項目にて心当たりがあるものがあれば、その項目を改善してから再度申し込む必要があります。

  • 勤続年数が少ないことが原因と考えられる場合
  • ⇒勤続年数に条件がないといっても、入社して間もないといったケースや、収入が不安定である場合には落ちてしまう可能性が大きいです。勤続年数を増やしたり、収入を安定させたりすることが挙げられます。

  • 返済能力が低いことが原因と考えられる場合
  • ⇒共働きにも関わらず、夫の収入のみで申し込んだ場合は、妻側の収入も加え、夫婦合算収入として世帯収入をアップさせることが挙げられます。

  • 健康状態が良くないことが原因と考えられる場合
  • ⇒健康状態が良くない状態で審査を申し込んでも、完済できる見込みがないと判断されてしまう可能性が高いので、やはり症状を改善することが最善策となります。

  • 住宅ローン以外の借入がある、返済事故経歴があることが原因と考えられる場合
  • ⇒住宅ローン以外の借入がある場合は、まずそちらの借入を完済させる必要があります。
    ⇒返済事故経歴がある場合には、信用を回復させる必要があります。事故内容もよりますが、5~10年程度は事故歴アリとしてブラックリストに載ってしまっていますので、その期間は審査に通りません。
    ブラックリストに載っているかどうかは、個人信用情報機関に問い合わせることで確認することが出来ます。

 

しかし、何も改善できない場合には、JAバンクは諦め、別の条件もしくは、審査基準が緩い金融機関にて住宅ローン審査を申し込むことも一つの対策となります。

JAバンクの住宅ローンの評判と口コミ

JAバンク住宅ローン06

JAバンクの住宅ローンを利用された方がどのような点に着目して選んだのか、またどのような感想を持っているのかについて、まとめてみましたので参考にしてみて下さい

JAバンクを選んだ理由

  • JAバンクを利用していた
  • JAの安心感
  • 疾病保障が充実している

JAバンクを利用しての感想など

  • JA関係者以外だとあまりメリットはないと感じた
  • 近くに店舗があるので気軽に相談できる

まとめ

JAバンクの住宅ローンのメリットやデメリット、評判、そして審査はどうなのかについてについて紹介しました。

最近ではメガバンクや地銀だけでなく、ネット銀行の住宅ローンを利用される方も増えてきています。

JAバンクは全国にあり、身近で気軽に相談できるのが魅力のひとつです。

JAバンクでの住宅ローンのメリットやデメリットなどをしっかりと確認して、JAバンクの住宅ローンを検討してみるもの良いでしょう。

 

金利・総支払額が安い住宅ローン 

最後に、金利が安く保障も充実した住宅ローンの紹介です。

トータルの支払金額を安くしたい場合におすすめとなっています。

審査の結果金利が高くなることもあるので、仮審査は早めに行っておくと安心です。

銀行によって審査条件が違うので、審査を通った中から一番条件の良かった銀行を選ぶのがおすすめとなります。

ネットでお得な変動・10年・長期固定住宅ローン 

低金利と充実保障でお得な住宅ローンとして人気があるのが住信SBIネット銀行銀行の住宅ローンです。

住信SBIネット銀行(対応) 

住信SBIネット銀行



住信SBIネット銀行のローンは、変動金利・10年固定金利が最低水準で、他行には無い全疾病に対応した保障、さらに障害補償まで無料で付帯しています。

地方銀行やメガバンクなどに比べて金利が安く、支払い総額が数百万円安くなることもあります。

もちろん、保証料、一部繰り上げ返済手数料も無料とお得になっています。(での利用に対応しています。)

住信SBIネット銀行の公式ページはこちら


実質金利でお得な住宅ローンとして人気があるのが三菱UFJ銀行の住宅ローンです。

固定期間終了後の金利が他行よりも低いのが特長で、当初金利と返済完了までの実質金利を安くしたい方にオススメとなっています。

三菱UFJ銀行(全国対応) 



メガバンクの三菱UFJ銀行の住宅ローンです。

三菱UFJ銀行の住宅ローンは、変動・10年・長期固定金利が安く、さらに固定期間終了後の金利が低いのがポイントです。

ガンや糖尿病などの7大疾病保障にも対応しており、もしもの時も安心です。(住宅ローン残高がゼロ円になります。)

金利が安く抑えられており、支払い総額が他行に比べ数百万円お得になることもあります。

団体信用生命保険料無料・WEB手続きで一部繰上返済手数料無料となっています。

三菱UFJ銀行の公式ページはこちら

保障が充実の変動金利住宅ローン 

保障が充実した住宅ローンとして人気があるのが住信SBIネット銀行の住宅ローンです。
全疾病保障が無料で付帯するのが特長です。


住宅ローンは、当初金利を比較するだけでなく、ローン終了までの総支払額を比較することが重要です。

また、審査基準は低くないため、事前審査は早めに行っておきましょう。

>>住信SBIネット銀行の住宅ローン詳細

>>三菱UFJ銀行の住宅ローン詳細


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