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こんにちは、管理人のサトウです。
このページでは、マンション売却時に壁紙の張り替えは必要なのかどうかについてまとめてあります。
普段生活しているとあまり気にならない壁紙の汚れや傷み。
しかし、マンションを売却しようと思い、壁紙をよく見てみると「子どもの落書き」や、「タバコのヤニ」、「料理の際の飛び跳ねや油汚れ」、「ペットの爪痕による傷み」など様々な理由での汚れや、傷みが確認できます。
この壁紙の汚れや傷みに対し、マンション売却をする際、次のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
- 壁紙は張り替えた方がいいのか
- 壁紙を張り替えた方が高く売れるのか
- 壁紙を張り替えるメリットはあるのか
- 壁紙の張り替え費用はいくらなのか
マンション売却を予定しており、壁紙の張り替えをしたほうがいいのかどうかと悩んでいる方は是非一読してみて下さい。
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マンション売却時、壁紙の張り替えは必要?
マンションを売却する際、壁紙の汚れや傷みによって、『マンションの値段や価値が下がってしまうのではないか』、『買い手がなかなか見つからないのではないか』と考える人も多いかと思います。
結論からすると、基本的には、マンション売却時に、壁紙の張り替えは必要ありません。
その理由としては、次の3つが挙げられます。
- 多少の汚れは、買主の想定範囲内である
- 壁紙を張り替えても、高く売却できるとは限らない
- リノベーションによって、買主好みの壁紙にしたい
※マンションの築年数と汚れ・傷み具合によって判断する
この理由についてもう少し詳しく説明していきましょう。
【理由1】多少の汚れは、買主の想定範囲内である
購入希望者は、新築のマンションではなく、【中古】のマンションを希望していることから、壁紙が多少汚れていたり、傷んでいたりということは想定しており、“ある程度”は想定範囲内です。
そのため、基本的には壁紙を張り替える必要はなく、現状のままで売却されるケースが多いです。
しかし、マンションの築年数や汚れ・傷み具合によって、壁紙を張り替えた方がいいケースがあります。壁紙を張り替えた方がいいのかどうかの判断については、下記のフローチャートを参考にし、当てはまるかどうか確認してみて下さい。
張り替えの判断基準となる、築年数や汚れ・傷みについて見ていきましょう。
築年数が10年以下のマンション売却の場合
築年数10年以下のマンションを購入しようとしている買主が、その物件に対して何を求めているか、それは【キレイさ】の一言に尽きます。
築浅の物件のため、リフォームやリノベーションをせず、『そのままの状態で住みたい』と考えている方が多いためです。
そのため、一か所でも目立った汚れや傷みがある場合には、壁紙を張り替えることをお勧めします。
ほとんど汚れていない、傷みがないのであれば、張り替え不要と考えて大丈夫です。
築年数が30年以上のマンション売却の場合
築年数が30年を超えるマンションの場合、壁紙の張り替えは不要です。
なぜなら、築年数が古いマンションを購入しようとしている買主は、何より【安さ】を求めているからです。
マンションを少しでも安く購入し、自分好みのリフォームを行いたいと考えている方が多く、壁紙のキレイさは求めていません。
そのため、壁紙が酷く汚れていたとしても、壁紙を張り替える必要はなく、現状のままで売却することをお勧めします。
築年数が10年以上30年未満のマンション売却の場合
築年数が10年以上30年未満のマンション売却の場合、ケースバイケースな部分が多く判断は難しいです。なぜなら、購入希望者は築年数によって、【キレイさ】と【安さ】を天秤にかけているためです。
ですが、大きく目立つ「子どもの落書き」、「ペットの爪痕による傷み」などがある場合は、張り替えをした方が無難です。
目立った汚れや傷みがあると、購入希望者は『家を大事にしていなかったのかな。他の部分は大丈夫かな。』といったマイナスの印象をもってしまい、購入するのに尻込みしてしまう可能性がないとは限らないからです。
築15年以内程度のマンションであれば、買主は、まだまだ【キレイさ】を求める部分が多いため、壁紙の汚れや傷みが目立つ場合には張り替えをお勧めします。
反対に、築20年を超えるようなマンションの場合は、買主はリフォームを視野に入れていますので、【キレイさ≦安さ】の傾向となり、張り替えは不要と考えるケースも多いです。
壁紙を張り替えるかどうか判断に迷う場合には
壁紙の張り替えについては、中古マンション売買について経験豊富な不動産会社に相談してみると的確なアドバイスをしていただけると思います。
それも一社ではなく複数の不動産会社に見てもらうと、壁紙を張り替えるべきか、そのままにすべきかの判断をしやすくなります。
複数の不動産会社に見てもらう際、近隣の不動産会社に問い合わせたり、インターネットで不動産会社を調べたりするのでも問題ありません。
しかし、その方法だと時間と手間がかかってしまいますよね。
そこで便利なのが、【不動産の一括査定サービス】というサービスを利用することです。
不動産の一括査定サービスとは、サイトにアクセスし、売却する家の簡単な情報(所在地、面積、築年数、間取りなど)を入力するだけで、売却対応可能な不動産会社をリストアップしてくれ、複数社にまとめて査定依頼をすることができるサービスです。
後日、売却対応可能な不動産会社から査定結果のメールが届き、相場を確認することができます。
- 複数の不動産会社に対し、査定依頼が容易
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無料で利用できる不動産一括査定サービスは数多くあります。そのため、どの一括査定サービスを利用したら良いのか分からないという方も多いかと思います。
当サイトでは一括査定サービスの調査も行っていて、おすすめできる一括査定サービスを紹介していますので、よろしければ参考にしてみて下さい。
不動産会社の選び方については、別記事にて詳細を記載していますので、一読してみて下さい。
【理由2】壁紙を張り替えても、高く売却できるとは限らない
壁紙を張り替えることによって、部屋がキレイになり、内覧希望者が増えるといったメリットが出てきます。
しかし、壁紙を張り替えてキレイになったからといって、その分高く売れるかというと、そうとは限りません。
なぜなら、中古マンション購入希望者は、相場だけでなくリフォーム費用などについても良く調べている方が多く、壁紙の張り替え費用はそれほど高くないということを知っているからです。
そのため、次のようなケースの場合であれば、後者の方に魅力を感じる購入希望者の方が多いです。
- 壁紙張り替え済で値引き無し
- 壁紙張り替え無で値引き有り
中古マンションの購入希望者は、少しでも安く購入したいと考える方が多いので、壁紙の張り替え有無についてはあまり関心がなく、高く売れるとは限らないのですね。
買主は、壁紙よりも気にしている箇所がある
買主は、壁紙の張り替え費用は高くないと知っており、壁紙の汚れや傷みをそれほど気にしていません。もし気になるようであれば、購入後に張り替えしてもいいかな程度です。
中古マンションの購入希望者が、壁紙よりも気にする箇所、それは“トイレ(温水洗浄便座)”です。
もし仮に売主がキレイに使用されていて、汚れがないとしても、やはり購入者側の心象としては、『新しいものに交換したい』という気持ちなのです。
それ以外には、大きな修繕費用が発生するような箇所があるかどうかです。床(フローリング)に目立つような傷がないか、給湯器の調子が悪くないかどうかなどを気にしているため、壁紙の汚れはさほど重要なことではないのです。
タバコ部屋があるマンションは、価値が下がる
タバコのヤニによって黄色くなってしまった壁紙は張り替える必要があります。
このとき、多少の臭いであれば、壁紙を張り替えることによって改善される場合もあります。
しかし、通称「タバコ部屋」と呼ばれる部屋の場合、壁紙を全面張り替えたとしても、たばこの臭いをとることはできません。
消臭のためのクリーニングやリフォームをしたとしても完全に消すことはできず、費用も高額となるためおすすめできません。
そのため、タバコ部屋があるマンションの場合、マンションの価値を下げてしまうことになります。
売却の際には、喫煙者の購入希望者を探すことが望ましいでしょう。
【理由3】リノベーションによって、買主好みの壁紙にしたい
最近では、バラエティ番組やDIY雑誌の影響によって、壁紙は、簡単に張り替えられるということが広く知れ渡るようになってきました。
壁紙自体を張り替えるだけでなく、壁紙の上から別の壁紙を張るといった方法もあるので、リノベーションによって自分好みの部屋を作りたいという方が増えています。
そのため、リノベーションをしてみたい、DIYが得意という購入希望者にとっては、自分好みでない壁紙に張り替えしてあるよりも、汚れたままの壁紙のままでいいからその分値引きしてほしいということになります。
マンション売却時、壁紙の張り替えのメリットは?
大きく目立つ「子どもの落書き」、「ペットの爪痕による傷み」がある場合には、張り替える必要が出てきます。
壁紙を張り替える際の費用は、売主の負担となります。しかし、壁紙を張り替えることによって得られるメリットはもちろんあります。
壁紙を張り替えるメリットとしては、次のものが挙げられます。
- 内覧(内見)希望者が増える
- 大きな値引き要求をされない可能性がある
- 買主の心象が良くなる
【メリット1】内覧(内見)希望者が増える
マンション売却を成約させるためには、内覧(内見)希望を増やすことが大前提となります。
中古マンション購入を検討している人に、内覧にきてもらうためには、広告に掲載する写真が何より大切です。
部屋の内装がキレイかどうかで、購入希望者のファーストインプレッションは変わってきますので、内覧希望に対する反響は大きくなり、成約率が高まることに繋がります。
【メリット2】大きな値引き要求をされない可能性がある
中古の不動産売買において、買主から値引き要求は必ずあります。
例えば、2,980万円で売り出した物件の場合、『80万円を値引きして、2,900万円にしてくれたら買います。』といったような値引き要求です。
売主としても値引きを想定して売却金額を決めているとはいえ、少しでも高く売りたいと思うのが心情ですよね。
しかし、壁紙の汚れや剥がれが目立つ場合には、この部分を指摘され、大きな値引き要求に対して『No』と言いにくい状況となってしまうかもしれません。
壁紙を張り替えることによって、使用感をなくし、部屋全体をキレイに見せることができるので、買主側から見るマイナスポイントの指摘が減り、大きな値引き要求をしにくくする効果が得られます。
売主としては、壁紙の汚れといった不安材料がなくなり、引け目を感じることがなくなるでしょう。
【メリット3】買主の心象が良くなる
内覧(内見)の際、壁紙が薄汚れた状態の部屋と、壁紙がキレイな状態とでは、買主に与える心象は大きく異なります。
壁紙がキレイであれば、『大事に住んでいた』という印象を与えることができます。家を大事にしていたという印象は、売主に対する信用度が上がることにもなり、すんなりと成約まで持ち込めるといった効果が見込めます。
壁紙張り替え費用負担とメリット、どちらを選択?
壁紙を張り替えることによって得られるメリットを紹介しました。
しかし、売主が判断に迷うのは壁紙張り替え費用とメリットのどちらを選択したら良いのかだと思います。
物件ごとに状況は異なるため、どちらを選択した方が良いという判断をすることは難しいかと思います。
そこで、最適な判断をするためには、複数の不動産会社の意見を聞くのが望ましいです。
中古マンション売却の経験豊富な不動産会社の意見を聞くことによって、壁紙を張り替えた方がいいのか、それともそのままの状態で売り出した方がいいのかの判断をしやすくなります。
複数の不動産会社の意見を聞くためには、「不動産の一括査定サービス」を利用し、査定依頼(無料)をしてみることがとても効率的です。
当サイトでは、一括査定サービスの調査も行っており、お勧めできる一括査定サービスを紹介していますので、よろしければ参考にしてみて下さい。
マンション売却時、壁紙の張り替えの費用は?
マンション売却の際、事前に壁紙の張り替えをするとなった場合、その費用はもちろん売主の負担となります。壁紙の張り替え費用については、ケースバイケースとなりますが、一般的にこのくらいという相場を紹介します。
通常の6畳の部屋の場合、下記図のように、壁の面積は約30平方メートル、天井の面積は約10平方メートルあります。
スタンダード品と言われる壁紙を使用した場合の価格としては、1平方メートル当たり約1,000~1,200円が相場であり、6畳(壁+天井)の場合、約40,000~48,000円の費用が掛かります。
2LDKのサイズ(天井も含め160平方メートル)の場合、壁紙の張り替え費用としては20万円程度かかりますので、張り替えをして売却するのか、そのまま売却するのかをよく検討することをおすすめします。
マンションを賃貸する場合は、どうする?
マンションの場合、売却ではなく賃貸にして、不労所得を得るといった方法を選択するケースもあります。
賃貸の場合、壁紙の張り替えは必須です。
なぜなら、マンションの所有権は貸主にあり、借主が無断で自由に壁紙を変更することは出来ないからです。
そのため、壁紙がキレイなマンションでない場合、借主の心象としては、『自分で張り替えもできず、汚れた壁紙のままの部屋には住みたくないな』となり、借りないという判断をされてしまいます。
よって、賃貸にするのであれば、全部の部屋の壁紙を張り替え、キレイな状態にして、入居者を募集するようにした方が賢明です。
まとめ
マンション売却時に壁紙の張り替えは必要なのかどうかについて紹介しました。
基本的には、壁紙の張り替えは必要ありません。
まずは、築年数や壁紙の汚れ具合によって、張り替えの判断してみることをお勧めします。
また、下記の一括査定サービスを利用し、壁紙の張り替えによる効果について確認してみるといった方法もありますので参考にしてみて下さい。
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-
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