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こんにちは管理人のサトウです。今回は東日本大震災で欠陥が現れた住宅に住んでいた方の体験談です。

東日本大震災で欠陥が現れた住宅

40歳の専業主婦(女)です。私たち夫婦は、8年ほど前に、さいたま市にある、新築建売の一戸建てを購入しました。夫の職場にも近く、2方向を道路に囲まれていて日当たりや風通しもよく、外壁・間取りなども問題なく(むしろ条件通りで)、ほぼ即決の物件でした。新築で気持ちよいですし、欠陥住宅だとは全く思わずに、楽しく暮らしていました。

欠陥に気付いたきっかけは、2011年の東日本大震災でした。さいたま市の私たちの住んでいるあたりもかなり強い揺れがありましたが、普段体験する地震よりも大きめの地震がきた、という程度で済みました。周囲を見回しても、建物の倒壊はもちろんなく、家具の転倒といった被害もまったく聞かれませんでした。

震災で壁が崩れてきました

私たちの家には部分的にちょっと出っ張った場所があったのですが、震災後、その出っ張った部分の壁が、突然崩れたのです。出っ張った部分に対して、簡易的な作りしか行われていなかったようで、構造的に弱い部分になっていたようです。

ビックリしました。もしその部分に誰かがいるときにもっと大きな地震が起きていたら、一気に崩れ、大きなケガやそれ以上の被害が起きていた可能性もあります。

もちろん、施工会社に文句を言いました。たまたま簡易的なつくりになってしまっていたのか、それとも、安く上げるために簡易的なつくりをわざと日常的に行っていたのかは、わかりません。

ただ、壁が崩れたことは事実ですし、そのままだと住めないので、しっかり直してもらいました。施工会社の方も、非があったと認めたのか、無料で直してくれました。

住宅ローンも残っているため引っ越しもできない、、、

でも、気持ちは晴れません。生活の中心となる部屋などもいい加減なつくりになっているのではないかと、今でも心配になります。大きな地震が起きて、自分の家だけ崩れる夢を見たこともあります。とはいえ、住宅ローンも残っていますし、引っ越すこともできません。

欠陥住宅を避ける方法は正直分からない

欠陥住宅を避けるために必要なことは、正直わかりません。分かっていれば、最初から選ばずに済むので、悔しいくらいです。私たちの欠陥住宅を作った施工会社は、もともと安めの物件を提供している施工会社だったので、もしかすると、安い物件を中心に扱っている施工会社の新築物件は、何らかの問題は抱えているのかもしれません。

ただ、次に家を買うときには、その施工会社の物件は絶対に選びません。同じ思いを体験するのは嫌だからです。家の購入を考えている友達にも、「あそこはやめた方がいいよ」と、常に伝えています。

(体験談は以上です)

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