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こんにちは、管理人のサトウです。今回は老後のために購入された物件が、欠陥住宅だったという方の体験談です。大きな欠陥では無かったようですが、終の棲家に欠陥が見つかるというのは気持ちの良いものではないですよね。

老後の生活のために購入した住宅がまさかの欠陥住宅でした

この欠陥住宅の話は、私の実家の話になります。場所は、東京都青梅市になります。
私の父はもともと平坦な閑静な住宅街に住んでいたのですが、その住んでいた住宅を売却し、少し安い土地の物件を探しました。その差額で浮いたお金を生活費にあてようとしたためです。

その為に、多少生活に不自由な所でも安価な物件をと考え、物件をさがしました。その結果、山間部に差し掛かる傾斜地に建つ建売住宅を購入することになりました。この住宅こそが今、噂されているまさに欠陥住宅だったのです。

欠陥は忘れた頃にやって来る!

その現象は購入して5年後に発生しました。(この物件の購入時は10年保障という制度はありませんでした。)

その現象を列挙すると

① 玄関の土台が傾斜のため崩れ始めた。
② 雨戸が戸袋に収まらなくなってきたのでハンマーで叩いて雨戸を収納している。
③ 家屋の下にガレージを作っている関係で車の入出庫だけでその振動がものすごい。
④ 屋内の湿気がひどく部屋内の痛みがひどい。

以上のような不具合がありました。一般に騒がれるような「欠陥住宅」はもっと重篤な欠陥であるのでしょうが、高い買い物ですし、信頼して購入した物件だけあって、この程度のことでも大変ショックなのです。

欠陥になりそうな部分を事前に知るのは難しい

このような不具合を事前にチェックすることはまず難しいと思います。私自身も家を購入する時に聴いたその不動産屋の宅建取引主任者の話に「住宅はどこかしら欠陥がある可能性があるもので覚悟は必要です。」と気になることをいわれた記憶があります。

その大きな被害にあわない為にも
① 傾斜地に補正して建ててある住宅には、そのかかる重力と建築強度が適切であるか考えましょう。(極端な傾斜のあるところでの建築基準がクリアしているか?)
② 湿気の多い所のその建築材質の選定は大丈夫か?(湿気対策は施されているか?)
などの注意が必用だと思います。

10年保証のはずが8年で塗装をやり直せと営業コールが鳴り止みません

現在では、10年保障制度の効果もあり、業者さんも手抜かり無く販売されているようですが、全く完全無欠な物件は無いと思います。
実際に私が購入した家にも10年保証が付いているのですが、驚いたことに、購入して8年目に塗装を行った塗装業者から
「この家の塗装がもう劣化して悪くなったので再塗装をしてはいかがですか?」
という営業コールが次から次へと毎週のように掛かって来るのです。もともと8年位の耐久性の塗料で塗装を施工して、早くに再塗装することを営業目的にしているのではないかと勘ぐってしまします。もしそうであれば、これも立派な欠陥塗装なのではないのでしょうか?

どんなときでも家を購入する時の耐久性や持続性もしっかり口約束ではなく書面をもって確約しておくことがお奨めです。

(体験談は以上です)

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